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電磁気工学I

科目
電磁気工学I
区分
電子工学科科目群
授業コード
14229
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 木/78
単位数
2単位
担当者名
白﨑 博公
授業の概要
昔のギリシャ人は、こすられたコハクがパピルスの小片を持ち上げることを知っていた。その後の文明の発展は、古代人の想像を越えたものとなり、今や電磁気学は電子工学のみならず、ITやナノテクノロジー技術など、あらゆる分野で現代人必須の教養科目になっている。ここでは、静電界の諸法則発見の歴史、さらに諸法則の意味や考え方及び実際問題への応用についてやさしく解説する。講義と演習を、50分ずつ行う。
到達目標
演習では、やさしい基礎的な問題から始めて、重要な応用問題まで50問を完全にマスターしてもらう。自ら手と頭を使って問題解決の手法を体得することにより、知識と理解を確実にしてもらい、電子工学上の上級の科目や、就職試験にも困らない問題解決の基礎力を養ってもらう。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
電磁気法則発見の歴史 電磁気を発見した人達と法則と年代についての説明 下敷きで、髪の毛や紙をくっつけたりしたことがある人、コイルを巻いて磁石やモータで遊んだことのある人は、現実の電磁気を体験しています。雷は、静電気です。電気を作っている(発電)のも、電磁気の法則です。思い出しておくと電磁気に興味がもてます。
第2回目
電荷・電気の本性 摩擦電気など電気の本性である電荷について学ぶ
第3回目
クーロンの法則 電荷についてのクーロンの法則について学ぶ
第4回目
電荷の単位 自然単位、cgs系からMKSA系に至る単位の変遷の解説
第5回目
電界と電束密度 電界と電束密度の定義
第6回目
中間試験 ここまでの範囲の中間試験
第7回目
ガウスの法則 ガウスの法則の導出と説明
第8回目
ガウスの法則の応用例球面、円筒、平面上の電荷でのガウスの法則の適用例
第9回目
電位電位と電界の関係、電位の求め方
第10回目
ポアソンとラプラスの方程式電位に対するポアソンとラプラスの方程式の説明
第11回目
中間試験ここまでの範囲の中間試験
第12回目
導体系と静電容量導体に囲まれた部分の静電容量の求め方
第13回目
静電エネルギーと力静電エネルギーの変化と力の関係について
第14回目
誘電体誘電体中の電界、電束密度、電位、分極について
第15回目
期末試験総合試験

教科書
電磁気工学/白﨑博公
参考文献
電磁気学I・II/金原寿郎/裳華房
電磁気学の基礎と演習/金古喜代治/学献社
成績評価方法
レポート、中間期末試験、および出席状況等を総合して評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
毎回演習レポートを出してもらう。中間試験を何度も行うので、予習、復習が平常授業時にも必要になります。

更新日:02/09/2004
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