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画像処理工学

科目
画像処理工学
区分
電子工学科科目群
授業コード
54231
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 金/12
単位数
2単位
担当者名
白﨑 博公
授業の概要
画像処理は、ビデオカメラ、工場での視覚センサを用いた組立・品質検査、郵便番号等の読み取り装置などに用いられ、情報技術において必須の技術です。本講では、画像に対して加工や伝送、計測、認識等の処理を行う画像処理の考え方とその応用を学びます。
到達目標
ディジタル情報を扱ううえでの特性を考えたとき、その知識や技能は「CG」「画像処理」「マルチメディア」という3つの領域に分けることができます。コンピュータを使って、ゼロから画像をつくりだすのが「CG」。コンピュータに取り込んだ画像を、加工・編集するのが「画像処理」。そして、ディジタル情報をコンピュータやネットワークを使って、インタラクティブにコミュニケーションするのが「マルチメディア」です。文部科学省認定「CG検定・画像処理検定・マルチメディア検定」を受験できるようになるのを、一つの目標にします。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
画像処理概説 人間の視覚機能、画像と画像処理、ビジョンシステム Photoshop、Paintshop Proなどの、デジタルイメージ編集ソフトを扱っていると、授業が理解しやすい。画像の画素数、諧調、画像の圧縮の種類などが、よくわかるようになります。
第2回目
画像の表現 アナログ画像とディジタル画像、画像のA-D変換と画質の関係、カラー画像の表現、画像データの表現
第3回目
画像処理システム 画像処理システムの構成例、画像の入出力装置
第4回目
画像情報処理[1] 画像のフーリエ変換
第5回目
画像情報処理[2] 標本化定理、フィルタ処理
第6回目
画像情報処理[3] 画像データの圧縮
第7回目
濃淡画像処理[1] 濃度変換、平滑化、鮮鋭化、エッジ・線の検出
第8回目
濃淡画像処理[2]画像表示のための処理、幾何学変換
第9回目
2値画像処理2値化処理、連結性と幾何学的性質、2値画像に対する処理、図形の形状特徴
第10回目
コンピュータグラフィックス2次元グラフィックス、3次元グラフィックス
第11回目
画像認識領域分割、統計的パターン認識、構造的パターン認識
第12回目
3次元画像処理3次元空間の計測と認識、1枚と複数の画像を用いた3次元認識、レンジファイング、3次元物体の認識・理解
第13回目
動画像処理オプティカルフローの抽出、差分画像や時空間を利用する方法、3次元運動の推定
第14回目
画像処理の応用産業応用、医療用画像処理、文字認識
第15回目
期末試験総合試験

教科書
画像処理工学/末松良一、山田宏尚/コロナ社
参考文献
マルチメディア-基礎から応用まで/中嶋 正之他/CG-Arts協会
成績評価方法
レポート、期末試験、および出席状況等を総合して評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
文部科学省認定「CG検定・画像処理検定・マルチメディア検定」を受験できるようになるのを、一つの目標にします。

更新日:02/09/2004
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