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システム工学

科目
システム工学
区分
情報通信工学科選択科目群
授業コード
14308
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 月/56
単位数
2単位
担当者名
小林 由紀男
授業の概要
システム工学が人文・社会・自然科学の多分野に普及している理由は.大規模・複雑なシステムやファジイシステムを系統的・工学的に扱う手法が多方面のに応用できると考えられるからです.はじめに基本的概念としてシステムおよびシステム概念を理解する.現実世界のモデル化とその記述法について学習した後,システム工学として発展してきた考え方や方法論・問題解決技法について考察する.
到達目標
問題解決に対するシステム工学的アプローチを十分理解し,様々な解決技法を使いこなせることができる能力を培うこと.自ら問題を解析し,開発システムをモデリングし,最適システムを構築できること.応用として,情報システム・経営システム・社会システムへのアプリケーションを考えられること.下記の教科書・参考書・配付資料を参考に、授業の進展に沿って,各自選択したシステムモデル(ビジネスモデル等)の最適化ができる程度まで到達してほしい.
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
システムとシステム概念 授業の概要説明.システムとは何か,アプローチシラバスの確認.教科書1・1~1・3
第2回目
システムのモデリング モデリング,数学モデル前回配布の資料.教科書2・1~2・2
第3回目
数学モデル 微分方程式,差分方程式,状態方程式前回配布の資料.教科書2・2
第4回目
図形モデル グラフ,ネットワーク             【小テスト】前回配布の資料.教科書3・1
小テスト範囲:授業第1回~第3回
第5回目
確率モデルとファジイモデル 確率,ファジイ集合,メンバーシップ関数前回配布の資料・教科書3・2~3・3
第6回目
システムの安定性 システムの特性,平衡状態,線形定常システム前回配布の資料・教科書4・1~4・2
第7回目
可測性・可観測性 システムの可測性とは,可観測性とは前回配布の資料・教科書4・2~4・3
第8回目
信頼性感度解析,信頼度関数,故障率     【小テスト】前回配布の資料・教科書5・1~5・2
小テスト範囲:授業第5回~第7回
第9回目
安全性安全システム,人間工学前回配布の資料・教科書5・3~5・4
第10回目
最適化法システムの最適化技法,線形計画前回配布の資料・教科書6・1~6・2
第11回目
数理計画法線形計画法,シンプレックス法      【小テスト】前回配布の資料・教科書6・2~6・3
小テスト範囲:授業第8回~第10回
第12回目
動的計画法最適性の原理前回配布の資料・教科書6・3~6・4
第13回目
近似的最適化近似アルゴリズム前回配布の資料・教科書6・4~6・5
第14回目
シミュレーションシミュレーションとモンテカルロ法    【小テスト】前回配布の資料・教科書7・1~7・2
小テスト範囲:授業第11回~第13回
第15回目
期末試験システムとシステムの最適化法を理解し使える配布資料・教科書・小テスト問題

教科書
基礎システム工学/浅居 喜代治/オーム社/2500円+税
必要に応じてプリントを配布する.
参考文献
基礎システム工学/佐々木 正文/共立出版/3300円 
システム工学/室津・大場・米沢・藤井/森北出版/2500円
http://rironnew.inf.eng.tamagawa.ac.jp/index.html
成績評価方法
小テスト(30%),期末試験(50%),授業でのアクティビティー(質問・発表等)で20%,合計を100点満点とします.試験は,モデルリング・解析方法・最適化法の理解度や実務能力に着目してその到達度を評価します.成績は所定の規則通り,SABCFで評価しますが,出席が3/4に満たないものは期末の定期試験の受験資格を失いますので,合計は50点以下(つまりF)になります.
そのほか受講者への指示/メッセージ
システム工学はハードウェアを対象とする工学分野に限らず,経営・管理・数理工学等のソフトウェアを取り扱う分あの一般技術基礎的学問の一つと考えられます.問題解決にはどのようなシステム開発技術があるか常に関心を持ち,自分で問題を解決できる能力を養ってほしい.また,何か一つ仮想的なシステムを想定し,試行錯誤を繰り返しながらシステムが設計出来るスキルを身につけてほしい.

更新日:02/08/2004
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