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電磁気工学II

科目
電磁気工学II
区分
電子工学科科目群
授業コード
54223
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
白﨑 博公
授業の概要
電磁気学は電子工学のみならず、ITやナノテクノロジー技術など、あらゆる分野で現代人必須の教養科目となっている。ここでは、電磁気工学Iに続き、静磁界、電流と磁界の関係、電磁誘導などの諸法則発見の歴史と、これらの法則の持つ意味や考え方及び実際問題への応用についてやさしく解説する。さらに、変位電流の導入によるマクスウェル方程式の導出と電磁波の発見について解説する。講義と演習を、50分ずつ行う。
到達目標
演習では、やさしい基礎的な問題から始めて、重要な応用問題まで50問を完全にマスターしてもらう。自ら手と頭を使って問題解決の手法を体得することにより、知識と理解を確実にしてもらい、電子工学上の上級の科目や、就職試験にも困らない問題解決の基礎力を養ってもらう。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
磁荷・クーロンの法則 磁荷とは何かと磁荷に働くクーロン力について学ぶ下敷きで、髪の毛や紙をくっつけたりしたことがある人、コイルを巻いて磁石やモータで遊んだことのある人は、現実の電磁気を体験しています。雷は、静電気です。電気を作っている(発電)のも、電磁気の法則です。思い出しておくと電磁気に興味がもてます。
第2回目
磁界と電流・磁束密度 磁界と電流の関係、電流に働く力、磁束密度について学ぶ
第3回目
ビオ・サバールの法則 電流と磁束密度の関係を示すビオ・サバールの法則を学ぶ
第4回目
ベクトルポテンシャル・磁束 ベクトルポテンシャルより磁束密度を導く・磁束について学ぶ
第5回目
環状電流の作る磁界 環状コイルやソレノイドの作る磁界を求める
第6回目
磁位・アンペアの法則 磁位の求め方・アンペアの周回積分の法則を学ぶ
第7回目
中間試験 ここまでの範囲の中間試験
第8回目
ローレンツ力・ホール効果磁界中での荷電粒子の受ける力とホール効果について学ぶ
第9回目
磁性体内の磁界磁性体中での磁束密度・磁界と透磁率などを学ぶ
第10回目
磁気回路・磁気ヒステリシス磁気回路による環状コイルの解析・ヒステリシス曲線などを学ぶ
第11回目
電磁誘導の法則ファラデーの電磁誘導の法則について学ぶ
第12回目
自己及び相互インダクタンス・磁気エネルギー自己及び相互インダクタンスの導出・磁気エネルギーを学ぶ
第13回目
中間試験ここまでの範囲の中間試験
第14回目
変位電流とマクスウェル方程式変位電流・電磁波の発見とマクスウェル方程式について学ぶ
第15回目
期末試験総合試験

教科書
電磁気工学II/白﨑博公
参考文献
電磁気学I・II/金原寿郎/裳華房
電磁気学の基礎と演習/金古喜代治/学献社
成績評価方法
レポート、中間期末試験、および出席状況等を総合して評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
毎回演習レポートを出してもらう。中間試験を何度も行うので、予習、復習が平常授業時にも必要になります。

更新日:02/09/2004
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