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ソフトコンピューティング

科目
ソフトコンピューティング
区分
電子工学科科目群
授業コード
54217
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 水/34
単位数
2単位
担当者名
菅野 直敏
授業の概要
ファジィシステムを中心にニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズム(GA)などの人工知能(AI)の基礎的な分野を取り上げ、これらのソフトコンピューティングアプローチを用いた知能システムについて学習する。
到達目標
ソフトコンピューティングの各分野の役割が理解できること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ソフトコンピューティングと何か 知能システムとファジィ理論:知られざるファジィの影響、デュアルパラダイム、新しいテクノロジー、ファジィと知能前週の講義内容(教科書・ノート等)を必ず復習しておくこと
第2回目
ファジィが変えた思考の枠組み “あいまい”という訳、“あいまい”のイメージ、家電への応用、わが国のファジィ応用、パラダイムの転換、ファジィ理論と日本、豆腐をつかむロボット、コンピュータの苦手なこと、ファジィと知能システム
第3回目
コンピュータの進化とファジィ集合 -あいまいさの数値化-
(その1)
2つの「不確かさ」、あいまいな情報、ファジィ集合とは何か、ファジィ表現、集合の数式表現、クリスプ集合とファジィ集合
第4回目
(その2) メンバーシップ関数、メンバーシップ関数の特徴、ファジィ集合演算、ファジィ関係、ファジィ関係システム、ファジィ集合とその応用パラダイムの転換型コンピュータ、コンピュータの進化、とファジィ集合
第5回目
ファジィ論理の演算-“およそ”を考える筋道-(その1) 思考の筋道、ファジィ理論とは何か、命題とファジィ命題、演繹と帰納による推論、ファジィ推論、
第6回目
(その2) ファジィ命題によるさまざまな三段論法、優しさをつくるファジィ表現、ファジィと三値論理、知能システムとファジィの役割、ファジィ測度、主観的判断のアルゴリズム化
第7回目
ファジィ推論の適用-ファジィの応用事例と問題解決-(その1) 適用分野の吟味、ファジィ制御の適用分野、ファジィにしかできない分野、ファジィの方が適している分野、ファジィでもよい分野
第8回目
(その2)予見ファジィ制御、証券業務のファジィ推論、ファジィ推論と知識記述、ニューロとの融合による補完
第9回目
デュアルシステムとしての共存(その1)二つの新しい理論、マムダニ教授の応用、ファジィ制御理論の位置づけ、線形制御とサンプル値制御
第10回目
(その2)モデル化誤差への対応、従来方式へのファジィの応用、PIDとファジィ制御の応用ファジィ推論による抑制機能、現代制御理論、試行錯誤からの脱出
第11回目
求められる機能のLSI化-勘と経験の人工システム-(その1)エレクトロニクスと素子、要求に応えるLSI化、素子からシステムへ、マイコンチップによるファジィ処理、ファジィのワンチップ化
第12回目
(その2)素子からファジィシステムへ、推論速度への挑戦、ソフトウエアによるファジィ推論、技能の機械制御化、PSIのCPU部分のLSI化、ファジィコンピュータとLSI
第13回目
知能システムの構成要素-新しい発想のコンピュータたち-コンピュータから知能システムへ、ノイマン型コンピュータ、非ノイマン型コンピュータ、ファジィコンピュータシステム、ニューロコンピュータ、知識システムとファジィ、学習するファジィ、知能システム工学の重要性
第14回目
知能システム要素の比較-補完するそれぞれの役割-コンピュータ進化の系譜、人間に近いコンピュータ、AIとの比較、人間の知能のモデル化、知識表現の形式、AIとエキスパートシステム、エキスパートシステムの基礎構成、ファジィとAIの比較、ニューロコンピュータ、ファジィ・ニューロ・AIの比較、ファジィ系・ニューロ系・AI系
第15回目
まとめ

教科書
知能システム工学、片方善治著、海文堂
参考文献
成績評価方法
期末試験で評価する
そのほか受講者への指示/メッセージ
だれでも受講することができます。

更新日:02/06/2004
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