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環境工学
科目
環境工学
区分
経営工学科科目群
授業コード
54404
開設セメスター
8S
曜日・時限
秋 月/34
単位数
2
単位
担当者名
日鼻 宏一
授業の概要
企業の生産活動が地球環境におよぼす影響を考慮し、環境に配慮した生産活動の設計とその維持、統制をするための諸方法や管理について学ぶ。生産活動に用いる資源としての生産物(製品)のあり方、つまり、いま作っている製品(全部または一部)を、将来作ろうとしている製品の資源として再利用する考え方などについても学ぶ。
到達目標
1.環境関連の技術開発を理解する。2.環境影響の評価及び環境アセスメント手法を理解する。3.環境マネジメントシステムを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
生命の起源と環境
生命の誕生にたどりついた当時の地球環境の考察
地球の生い立ちと地球環境ができるまでの■然性
第2回目
環境問題と生命科学
化学物質等が生態系に与える影響についての概説
化学物質の安全性について
第3回目
地球の物質的・エネルギー的特性
有限な地球資源についての考察
枯渇資源の残余年数
第4回目
水の循環と安全性
開発インパクトの水への影響
世界的な水不足の原因は何か
第5回目
大気の循環と越境問題
オゾン層の破壊、酸性雨、海洋汚染、有害廃棄物の越境等
汚染のグローバル化の現状は
第6回目
環境に関する規制と環境基準
環境関連法、環境基準についての概説
環境法体系を整理する。
第7回目
環境アセスメント
環境アセスメントの考え方、およびシステム工学へのアプローチ
海外の事例を調べる。
第8回目
容器包装のリサイクル
生活の中の容器包装とリサイクル対策
Reduce、Reuse、Recycleとは何か。
第9回目
環境コミュニケーション
環境報告書による情報開示、環境教育、地域との共生
企業の社会的な責任について調べる。
第10回目
技術開発・用途開発
LCAを意識した技術開発・用途開発
環境先進技術の事例を調査する。
第11回目
地球温暖化防止への取り組み
京都会議の役割と世界の動き。CO2削減先進技術。
日本のCO2削減目標と現状は
第12回目
ゼロエミッションへの取り組み
循環型社会構築に向けての企業の動き
循環型社会とは何か
第13回目
環境マネジメントシステムにおける継続的改善
ISO14001規格発行の背景と役割
ISO14001を企業が導入するメリットは
第14回目
環境経営と組織改革
先進企業の事例と経営戦略的対応
環境会計とは何か
第15回目
期末試験
教科書
適宜プリントを配布
参考文献
「キリンビールにおける環境マネジメントの実際」 「リコーにおける環境マネジメントの実際」 (日科技連出版社)
環境ビデオ(毎日EVR製作、他)
成績評価方法
レポート提出数回、期末テスト:事前に知らせた10題程度の中から4問を出題
そのほか受講者への指示/メッセージ
更新日:
02/10/2004
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