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物理学II

科目
物理学II
区分
機械システム学科科目群
授業コード
54607
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 火/34
単位数
2単位
担当者名
小林 和彦
授業の概要
質点の力学(物理学Ⅰ)の知識をもとに、質点の集まり(質点系)や大きさのある物体の力学を学ぶ。質点系の運動は系全体の運動量および角運動量の変化で表され、剛体は回転の運動方程式にしたがう。弾性体の力学では応力による変形について学び、流体の力学では静止流体および運動流体の基本を学ぶ。
到達目標
質点の力学(物理学Ⅰ)に続く、剛体の力学、弾性体の力学、流体の力学に関する法則を習得する。ベクトル、微分、積分を使った計算ができるようにする。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
質点系の力学 力のモーメント、角運動量物理学Ⅰのつづきの内容になるので、物理学Ⅰの復習を十分にしておくとともに、予習をかかさないように心がけて授業にのぞむようにすること
第2回目
運動量の法則、重心運動の方程式質点が複数あるときの運動について学ぶ
第3回目
角運動量の法則ベクトル積(外積)の計算が出でくるので、スカラー積を復習しておくこと
第4回目
2体問題、衝突2つの物体の重心の運動と質点の衝突を学ぶ
第5回目
剛体の力学 剛体の角運動量、慣性モーメント慣性モーメントの計算、大きさのある物体の回転運動を学ぶ
第6回目
剛体の力学的エネルギー大きさのある物体の回転運動を学ぶ、回転運動方程式が出でくる
第7回目
固定軸がある場合の剛体の運動剛体振子の周期などについて学ぶ
第8回目
剛体の平面運動(軸が移動する場合)円柱、球の回転運動について学ぶ、重心の運動方程式と回転運動方程式の両方をあつかう
第9回目
弾性体の力学ひずみと応力、ヤング率(伸びの弾性率)弾性体の力学を学ぶ
第10回目
剛性率(ずれの弾性率)、体積弾性率変形と力が比例することを学ぶ
第11回目
たわみとねじれ、ひずみエネルギー弾性係数の定義について
第12回目
流体の力学流体、静止流体内の圧力静止している気体と液体に関する力学
第13回目
連続の方程式、ベルヌーイの定理流れる流体に関する法則を学ぶ
第14回目
粘性流体流体中で運動する物体に働く粘性抵抗、慣性抵抗について
第15回目
定期試験

教科書
物理学基礎/原康夫/学術図書出版社/2100円
参考文献
新編物理学/藤城敏幸/東京教学社/2266円
成績評価方法
授業の出席を重視し、宿題(レポート)、小テスト、2回の定期試験(中間試験がある)の成績を総合して評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
物理学Ⅰを習得していることが望ましい、具体的な物体についての力学が多くなり、わかりやすいが、計算が面倒なのと進度が速くなるので予習、復習は必ずすること。宿題は毎回必ず出ます。

更新日:01/30/2004
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