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聴覚言語情報

科目
聴覚言語情報
区分
情報通信工学科選択科目群
授業コード
54319
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
齋藤 秀昭
授業の概要
人間を人間たらしめているのが言語と音楽である。聴覚にはどのような性質があるのか?それが神経系のどのような回路で、どのように処理されて認識に至るのかについて、聴覚神経系の末梢から脳の聴覚中枢にわたる神経情報処理を概観する。
到達目標
言語や音楽がどのような神経系の働きにもとずいて処理され理解されているのかについての概念をつかむ。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
聴覚言語情報のガイダンス 聴覚を通じて私達はどんな情報をやり取りしているのかを検討する教科書5.1を予習
第2回目
音の受容の仕組み(その1) 耳の構造に関する説明教科書5.2を予習
第3回目
音の受容の仕組み(その2) 聴覚中枢における情報処理教科書5.2を予習
第4回目
聴覚神経系のまとめ 内耳から聴覚中枢に至る情報処理のまとめ
第5回目
音の心理的性質-1 振動は生物によって音に変換される。
音は3つの要素から成り立つことを学ぶ
教科書5.4を予習
第6回目
音の心理的性質-2 マスキングなど、音声認識に特有の現象を学ぶ教科書5.4を予習
第7回目
大脳皮質の機能分担と聴覚野 大脳皮質の構造と情報処理における部位的機能分担教科書5.2を予習
第8回目
神経分析と音感との対応関係音の認知のどの側面が、どのような神経情報処理と対応するかを学ぶ
第9回目
音による空間認知両耳に入る音の違いで3次元空間を認知する神経情報処理を学ぶ
第10回目
小鳥の歌と人間の言語小鳥はなぜ歌うのか?
その歌は人間の言語とどのように関係しているか
第11回目
人間の言語発達と情報処理幼児からの言語発達と言語の脳内分析部位
第12回目
言語とワーキングメモリ脳の作業記憶システムが言語活動に必須であることを学ぶ
第13回目
言語と音楽言語と音楽は処理部位が異なる
第14回目
動物と人間の言語の比較言語は人間に特有か?ビデオを用いて学ぶ
第15回目
総まとめと質疑応答

教科書
視聴覚情報処理(福島邦彦、大串健吾、斎藤秀昭共著)森北出版
参考文献
脳とワーキングメモリ(京都大学学術出版会)、小鳥はなぜ歌うのか(岩波新書)、言語の脳科学(酒井邦嘉著 中公新書ISBN4-12-101647-5)
成績評価方法
模擬テスト20%、レポート80%
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/29/2004
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