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オペレーティングシステム

科目
オペレーティングシステム
区分
電子工学科科目群
授業コード
54224
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
塩澤 秀和
授業の概要
オペレーティングシステム(OS)とは、様々なソフトウェアが適切に実行されるように、コンピュータ内の各種資源を管理するソフトウェアである。本講では、OSの出現から現在までの歴史的な変遷を学んだのち、各種OSでのコマンド操作やプログラミングを通して、プロセス管理、メモリ管理、ユーザ管理などのOSの基本的な機能を学ぶ。さらに、現在広く用いられている数種のOSを比較することで、用途によるOSの機能の違いや未来のOSに求められる機能について学ぶ。
到達目標
オペレーティングシステム(OS)の基本的な仕組みを理解する。また、そのためにコマンド操作やプログラミングの方法を習得する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
OSの概要 講義の概要、代表的なOSの紹介、OSの簡単な歴史授業を受けるにあたっては、予習および復習を忘れないようにすること。以下の回でも同じ。
第2回目
ユーザインタフェース ウィンドウシステム、コマンド操作、シェル、リダイレクトやパイプ
第3回目
プログラミングインタフェース プログラムの作り方、APIとシステムコール、ランタイムライブラリ
第4回目
プロセス管理(1) プロセス、マルチタスク、プロセスの状態遷移、プロセスの切り替え
第5回目
プロセス管理(2) スケジューリングアルゴリズム、リアルタイム処理
第6回目
まとめと中間試験 ここまでの復習と中間試験
第7回目
メモリ管理(1) メモリマップ、物理アドレスと仮想アドレス、プロセスの読み込み
第8回目
メモリ管理(2)記憶の階層、仮想記憶、ページング、ページングアルゴリズム
第9回目
ファイル管理(1)ファイルシステム、ディレクトリ構造、ファイルの種類と属性
第10回目
ファイル管理(2)ファイルシステムの内部構造、ディスクの構造と入出力(I/O)
第11回目
まとめと中間試験ここまでの復習と中間試験
第12回目
プロセスの同期プロセスの排他制御、デッドロック、セマフォ、プロセス間通信
第13回目
ネットワークネットワーク機能、プロトコル階層、TCP/IP、プロトコルスタック
第14回目
セキュリティコンピュータセキュリティ概論、ユーザ管理、ネットワークセキュリティ
第15回目
期末試験

教科書
特に指定しない
参考文献
【1】野口健一郎:「オペレーティングシステム」,オーム社,定価2,800円,【2】A.S. タネンバウム,引地信之(訳), 引地美恵子(訳):「OSの基礎と応用―設計から実装、DOSから分散OS Amoebaまで」,定価6,602円,【その他講義中に指示したもの】
成績評価方法
期末試験50%、中間試験20~30%、残りは出席および課題等と考えているが、開講時に決定して伝達する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
OSの内部構造の説明では、UNIX(Linux)を主たる題材とし、Windows XPやMacOSを補足的に取り上げる予定である。また、操作方法ではUNIX(Linux)とWindows XPを題材とする。

更新日:02/09/2004
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