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生徒理解と教育相談

科目
生徒理解と教育相談
区分
教育学科科目群
授業コード
16065
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 火/34
単位数
2単位
担当者名
木内 亜紀
授業の概要
教育現場において必要とされる、生徒理解と教育相談の理論と実際的問題について学ぶことを目標とします。青年期における生徒を理解し、教育相談をとおして、生徒を指導し援助していくことを考察していきます。教育相談の基礎知識を身につけ、事例をとおして教育相談における教員の役割、職務内容、他の専門職との連携、保護者との接し方、等を学んでいきます。
到達目標
(1) 青年期における生徒の心理的特徴を理解できる。
(2) 生徒理解と教育相談の理論および基礎知識を身につける。
(3) 教育現場での生徒への対応の仕方などの実践的知識を身につける。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 生徒理解に基づく教育相談生徒指導の目的を考えてみましょう。生徒指導・理解の基本となる「信頼できる」関係について考えてみましょう。
第2回目
生徒を理解する 生徒理解の理論と方法「信頼できる」関係を結ぶために必要なことを考えてみましょう。また、生徒についての情報はどのようにして得ることができるのか、考えてみましょう。
第3回目
青年期における心身の発達:アイデンティティの模索青年期における心身はどのように変化するか調べてみましょう。さらに、エリクソン(E.H.Erikson)が提唱したアンデンティティ(identitity)の理論についても調べてみましょう。
第4回目
生徒を取り巻く環境:学校へ行くことの意味最近の生徒を取り巻く環境を考察してみましょう。そうした環境の中での、「学校へいくことの意味」について考えてみましょう。「自分の木の下で」大江健三郎(著)を参考に考察してみましょう。
第5回目
生徒を指導し援助する/教育相談 教育相談の目的教師とカウンセラーの役割の違いについて調べてみましょう。
第6回目
カウンセリングの基礎知識相談の進め方(カウンセリングの申し込みから終結)までの流れを捉えてみましょう。また、コミュニケーションにおける傾聴的態度についても調べてみましょう。
第7回目
カウンセリングの理論ロジャース(Robers,c.R.)の理論について調べてみましょう。
第8回目
青年期における問題行動とその対応(1)反社会的問題行動反社会的問題行動(学校の規則の違反行動や他者に危害を加える、他)をおこす生徒を、どのように理解しサポートしてくことが望ましいのか調べてみましょう。
第9回目
(2)非社会的問題行動非社会的問題行動(対人的、社会的接触を回避するよな行動)をおこす生徒を、どのように理解しサポートしていくことが望ましいのか調べてみましょう。
第10回目
青年期の精神病理青年期における精神病理の理解「精神病」と「神経症」の分類について、その違いを調べてみましょう。
第11回目
学校生活に不適応を起こす生徒への対応事例検討 (1)不登校の問題不登校の問題をどのように理解し、不登校の生徒へどのように対応すればよいのか、事例をいくつか調べて、考察してみましょう。
第12回目
〃  (2)いじめの問題いじめの問題をどのように理解し、いじめの加害者・被害者の生徒へどのように対応すればよいのか、事例をいくつか調べて、考察してみましょう。
第13回目
学級と生徒の関わり教師と生徒の関係づくり・教室での人間関係学校風土(カルチャー)について調べてみましょう。生徒にとって「居心地の良い学級」考えてみましょう。
第14回目
進路指導進路・修学の相談・指導進路指導における教師の役割について考えてみましょう。「13歳のハローワーク」等、を参考に考察しましょう。
第15回目
まとめ授業内レポート(課題)これまでの授業を復習し、どのような教師になりたいか考えてみましょう。

教科書
教科書は、使用しませんが、随時プリントを配布します。
参考文献
「生徒指導と学校カウンセリング」坂野・宮川・大野木(編) ナカニシヤ出版/ 「臨床心理学」倉光修(著)岩波書店 /「自分の木の下で」大江健三郎(著)朝日新聞社 / 「13歳のハローワーク」村上龍(著)幻冬社
成績評価方法
出席状況、授業の参加度(討論、発表等)、レポート課題、試験を総合的に評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
配布するプリントおよび、「授業を受けるにあたって」の自習の指針を参考に、予習をして、受講して下さい。

更新日:02/10/2004
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