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児童理解と教育相談

科目
児童理解と教育相談
区分
教育学科科目群
授業コード
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 木/12
単位数
2単位
担当者名
小林 亮
授業の概要
いまや教師は、教育の専門家であるとともに「こころの専門家」でもなければ、つとまりません。青年期の諸問題の低年齢化や学校現場における問題行動の多発にともない、小学校においても教育相談の需要は着実に高まっています。本講では、児童期における子どもの特徴や問題を理解し、児童生徒の発達をサポートするための教育相談の理論とカウンセリング技法の初歩を習得することを目指します。今、小学校の教育現場で何が問題になっているのかを見つめながら、授業を進めたいと思います。
到達目標
児童期の特徴と問題を理解し、小学校における教育相談の基礎理論と指導技法の初歩を習得する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
導入 児童理解に基づく教育相談の需要と課題
第2回目
児童理解の手引きI 児童期における身体と情緒の発達
第3回目
児童理解の手引きII 児童期における認知能力と社会性の発達
第4回目
児童理解の手引きIII 「いまどきの子ども」の実像 ― 今、子どもは何を考え、何に悩んでいるのか
第5回目
児童理解の手引きIV 児童理解の理論と方法
第6回目
教育相談の手引きI 小学生における教育相談の目的と課題
第7回目
教育相談の手引きII 発達支援と認知支援、学校カウンセラーの資格と職能
第8回目
学業相談の諸問題I学業不振児および学習障害(LD)への対応
第9回目
学業相談の諸問題II学級崩壊の現状と対策
第10回目
進路相談の諸問題転校生、海外子女、海外帰国子女の適応問題とその対応
第11回目
適応相談の諸問題I登校拒否および引きこもりの現状とその対応
第12回目
適応相談の諸問題II児童の攻撃行動:いじめと「キレる」子どもの問題と対応
第13回目
教師と児童の関係性児童との関係づくり:学科教育と人間教育との関連づけ
第14回目
児童をとりまく環境整備保護者との関係、同僚教師・専門家・専門機関との連携、地域社会との協力
第15回目
まとめ初等教育における教育相談の可能性

教科書
近藤邦夫「教師と子どもの関係づくり」東京大学出版会、1994。
      その他、プリント教材を用意します。
参考文献
授業中に随時、紹介します。
成績評価方法
学期末試験(50%)とレポート(50%)によって評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
教職をめざす人は、将来自分の仕事に直結してくる切実な問題なので、とくに積極的に授業に参加してほしいと思います。

更新日:02/09/2004
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