授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | 文化としての“女”と“男” | 「ジェンダー」について概説し、男女のあり方が文化によって多様であることを紹介する。 | 現代日本における「女」や「男」のあり方が、どのような特徴をもっているか、考えておく。 |
第2回目 | 社会化とジェンダー | 「ジェンダー」が学習されるものであることを、いくつかの研究例をもとに概説する。 | 自分が「女」や「男」であるというアイデンティティをいつ持ったか、それは何を根拠にしているかレポートする。 |
第3回目 | 学校教育とジェンダー | 学校は、「ジェンダー」を再生産している、という研究などを紹介する、 | 自分の学校教育の体験を振り返って、ジェンダーを学習したかどうか、具体的に考えておく。 |
第4回目 | メディアとジェンダー | メディアは、どのように男女を描いており、そこにはどのような問題があるのかについて概説する。 | メディアが描くジェンダーの特徴を調べておく。 |
第5回目 | “恋愛”におけるジェンダー | “恋愛”をテーマに学生間でディスカッションし、そこにはどのようなジェンダーがあるのか、考える。 | 恋愛の実際について考え、意見を言えるように準備しておく。 |
第6回目 | 中間テスト | 第5回までの学習内容の理解度・定着度を測る。 | ノートやテキストを中心に復習しておく。 |
第7回目 | 家族とジェンダー | 「夫婦は男女か?」、「生殖技術と「親/子」関係」などについて考える。 | 自分なりに「家族」を定義してみる。 |
第8回目 | 家事とジェンダー | 「家事」をめぐる研究を紹介する。 | 「家事」を誰がやっているか、なぜそうなのか、について考えておく。 |
第9回目 | 子育てとジェンダー | 密室育児の問題点や、父親の育児参加という新たな動向を概説する。 | 「子育ては誰がするのか?」について考えておく。 |
第10回目 | 労働とジェンダー | 「働く」という場面におけるジェンダーについて考える。 | 自分のライフコースを「働き方」という観点でまとめ、なぜそのような希望があるのか、考察してレポートする。 |
第11回目 | “セクハラ” | 学校や職場でのセクハラについて、学生間でディスカッションし、解決策を探る。 | セクハラの事例を新聞記事やインターネットで調べてくる。 |
第12回目 | 暴力とジェンダー | DVや虐待について、ジェンダーの視点から概説する。 | ドメスティック・バイオレンスについて調べておく。 |
第13回目 | 政策とジェンダー | 男女共同参画社会基本法や各都道府県での取り組みについて概説する。 | 自分の居住地域や出身地域に、男女共同参画社会に関するどのような条例などがあるか調べておく。 |
第14回目 | ダイバーシティとジェンダー | “女”と“男”の未来について、これまでの学習内容を踏まえて、学生間でディスカッションする。 | ひとりひとりの視点で未来を考えてみる。 |
第15回目 | 期末テスト | 本授業全体の理解度・定着度を測る。 | ノートやテキストを中心に復習しておく。 |