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人間の発達と学習

科目
人間の発達と学習
区分
教育学科科目群
授業コード
1603456040
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 月/56秋 月/78
単位数
2単位
担当者名
木内 亜紀
授業の概要
人間の発達と学習における理論と実際的問題について学ぶことを目的とします。本講座では、乳児期、幼児期、学童期、青年期、青年期以降、という人の生涯にわたる発達と学習について考察していきます。青年期までの発達と学習については、学校教育との関連を中心に検討していきます。さらに、生涯発達という視点から、成人期、老年期の発達についても学びます。
到達目標
(1)生涯発達の視点から、人間の心の発達を捉えることができる。
(2)心理学の専門用語を用いて、人間の心理的プロセスの発達を表現することができる。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 生涯にわたる発達と学習人間の一生を視野にいれた、「生涯発達」という観点を考えてみましょう。
第2回目
乳児期 乳児期の知的世界乳児の持つ基本的な能力について、(1)生理・運動的な面、(2)知覚・認知的な面から調べてみましょう。
第3回目
対人関係の形成ボウルビィ(J. Bowlby)の愛着(attachment)理論について調べてみましょう。
第4回目
事例検討:愛着関係の成立現在、日本における深刻な問題となってきている、「幼児虐待」の問題を、愛着理論から考察してみましょう。
第5回目
幼児期 認知・思考の発達と言語機能の発達ピアジェ(J. Piaget)の発達理論について調べてみましょう。
第6回目
社会性の発達幼児期における「自己形成」や「道徳性の芽生え」について調べてみましょう。
第7回目
仲間関係と遊び幼稚園や保育園において仲間関係がどのように発達していくか調べてみましょう。また、ヴィゴツキー(Vygotsky)の理論も調べてみましょう。
第8回目
学童期学校への以降と対人関係の発達エリクソン(E. H. Erikson)が考えた児童期における心理・社会的危機「勤勉性 対 劣等感」について調べてみましょう。
第9回目
認知・思考の発達ピアジェの発達理論における「具体的操作」と「形式的操作」の段階について考えてみましょう。
第10回目
青年期青年期における心身の発達青年期(思春期)の開始による、身体と心の変化や、親子関係について調べてみましょう。
第11回目
アイデンティティの模索エリクソン(E. H. Erikson)が提唱したアイデンティティ(identity)の理論について調べてみましょう。
第12回目
青年期以降生涯発達の視点 (1)成人期成人期におけるアイデンティティの問題について考えてみましょう。
第13回目
生涯発達の視点 (2)老年期日本における高齢者の置かれている環境の現状を考えてみましょう。
第14回目
生涯発達の視点/補足生涯発達の視点 (3) /障害のある生徒等の心身の発達・学習の過程人の一生を視野にいれた視点で、人間の発達を考察してみましょう。
第15回目
まとめ授業内レポート(課題)これまでの授業から学んだことを復習し、人の一生を通した発達について考察しましょう。

教科書
教科書は、使用しませんが、随時プリントを配布します。
参考文献
「発達心理学」無藤・久保・遠藤(著) 岩波書店 /「生涯発達心理学の課題」村田孝次(著) 培風館
成績評価方法
出席状況、授業の参加度(討論、発表等)、レポート課題、試験を総合的に評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
配布するプリントおよび、「授業を受けるにあたって」の自習の指針を参考に、予習をして、受講して下さい。

更新日:02/10/2004
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