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運動学(運動方法学を含む)

科目
運動学(運動方法学を含む)
区分
教育学科科目群
授業コード
16182
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 木/78
単位数
2単位
担当者名
国見 保夫
授業の概要
スポーツで行われる運動の最適な遂行フォームは、体育教師にとって重要であり、体育教師自らの努力をそれに向けなければならない。そして、最適なフォームの最も重要な特徴を知っていなければならないし、最適なフォームの習得に通じていなければならない。また、運動発達の中でこれらの特徴がどのように変化していくのかを知っていなければならない。
この授業においてこれらの知識を提供する。
到達目標
モルフォロギー的考察能力とスポーツ指導者並びに体育教師として現場に利用できる方法学的な基礎を習得する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
運動学について この授業において扱われる運動学を定義し、プロローグとしてスポーツ運動について考える興味のあるスポーツについて、その主たる運動を構成している要素について分類しておくこと。
第2回目
運動学とは何か? スポーツに現れる運動に着目したスポーツ運動学の歴史的変遷を題材に運動学の理解を深め課題を明確にする。第1回目の授業で渡された資料を中心に運動学の歴史的変遷と考え方をまとめてレポートし提出する。
第3回目
学問としての運動のとらえ方 運動とは何かそしてどのような意味があるのか、科学と哲学的な視点において運動をとらえ、指導する意味について考える。教科書「プロローグ/動きの発生と伝承」(p1~11)を読んで「運動とは何か」について考えをまとめておくこと。
第4回目
運動学習 Ⅰ 運動指導のモルフォロギーについて考察を進め、運動学習を通して何を身につけるのかそしてそこにはどのような意味が存在するのかについて考える。教科書「運動指導のモルフォロギー」「運動学習の意味について考える」(p14~31)を読んでモルフォロギーとは何かについてまとめ、運動学習の意味について自分なりの解釈を準備しておくこと。
第5回目
運動学習 Ⅱ 運動学習における目標設定の重要性とモチベーションについて考える。教科書の「運動学習における目標設定の重要性」「運動学習に取り組む意欲を考える」(p32~47)を読んで「めあて」の重要性と運動学習に取り組む意欲についてまとめて、自分なりの解釈を準備しておくこと。
第6回目
運動学習 Ⅲ 運動学習の創造性と価値について考える。教科書「運動学習の創造性を考える」(p48~57)を読んで運動学習の創造性についてまとめて、自分なりの解釈を準備しておくこと。
第7回目
動きの構造 Ⅰ 動きの構造とその変化を理解し、動きの先取りをすることの意義について考える。教科書「動きに構造を見付ける」「動きの先取りを見付ける」(p60~77)を読んで運動の構造と先取りについてまとめて、自分なりの解釈を準備しておくこと。
第8回目
動きの構造 Ⅱ 動きのリズムを見付け出し表現することについて学び系統性について考える。教科書「動きのリズムを見付ける」「動きに系統性を見付ける」(p78~93)を読んで運動のリズムと系統性についてまとめて、自分なりの解釈を準備しておくこと。
第9回目
動きの構造 Ⅲ動きの違いを認識する能力と動きの覚え方とその修正について考える。教科書「動きの違いを見付ける」「修正の仕方を見付ける」(p94~109)を読んで運動の違いと修正方法についてまとめて、自分なりの解釈を準備しておくこと。
第10回目
動きの記憶 Ⅰ動きかたを覚えると言うことについてかんがえ、覚えるために必要な情報について学ぶ。教科書「動きかたはどのように覚えるのか」「覚えるのにどんな情報が必要か」(p112~133)を読んで動きの覚えかたとそれに必要な情報についてまとめて、自分なりの解釈を準備しておくこと。
第11回目
動きの記憶 Ⅱ動きを教えるときの指導ポイントについて考え、モチベーションを引き出す重要性について学ぶ。教科書「指導ポイントをどうとらえるか」「意欲的に覚えさせるにはどうするか」(p134~147)を読んで動きの指導ポイントとモチベーションについてまとめて、自分なりの解釈を準備しておくこと。
第12回目
動きの記憶 Ⅲ新しい動きを覚える順序と発達について考える。教科書「新しい動き方にどう取り組ませるか」「子どもの動きの可能性を動引き出し伸ばすか」(p148~162)を読んで動きを覚える順序と動きの発達の仕方についてまとめて、自分なりの解釈を準備しておくこと。
第13回目
新しい運動理論を活かした運動指導 Ⅰ自分が専門とするスポーツを取り上げ、それをどう考えどう教えるかについて研究する。教科書「新しい運動理論を活かした運動指導」(p164~263)を読んで自分の専門のスポーツについての指導方法を準備しておくこと。
第14回目
新しい運動理論を活かした運動指導 Ⅱ自分が専門とするスポーツを取り上げ、それをどう考えどう教えるかについてディスカッションにより、理解を深める。新しい運動理論を活かした運動指導 Ⅰの時間で準備した指導方法について反省し新たな考え方を準備しておくこと。
第15回目

教科書
教師のための運動学 -運動指導の実践理論-、金子明友 監修、大修館書店
参考文献
スポーツ運動学序説、朝岡正雄、不昧堂出版
スポーツ運動学入門 -スポーツの正しい動きとは何か-、佐野淳/朝岡正雄 監訳、不昧堂出版
成績評価方法
平常授業中の参加姿勢30%
レポート・発表30%
試験40%
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/09/2004
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