授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | 導入 | 心理学研究において、なぜ「文化」が重要なのか | |
第2回目 | 文化心理学とは何か | 「文化」とは何か、文化と心の相互作用、文化心理学の発想 | |
第3回目 | 文化心理学の方法論 | 文化比較の手法、等価性の問題、質的研究の可能性 | |
第4回目 | 文化心理学における「意味」 | 意味空間の機能と文化差、意味空間の発達プロセス | |
第5回目 | 文化と自己I | 相互独立的自己観と相互協調的自己観、行動への影響 | |
第6回目 | 文化と自己II | 自己像と他者イメージの関係、日本人の「間人主義」 | |
第7回目 | 文化と道徳I | 道徳スクリプトの文化比較、自己概念との関わり | |
第8回目 | 文化と道徳II | 「寛容」をめぐる文化的規範、「人をゆるす」とはどういうことか | |
第9回目 | 親子関係の文化比較I | アタッチメント(母子愛着)研究の成果 | |
第10回目 | 親子関係の文化比較II | 青年期における親子関係の変容と文化差 | |
第11回目 | 育児と文化 | 自己制御機能の発達、「子どもの価値」 | |
第12回目 | 個人主義と集団主義 | 文化比較のパラダイムとそれへの批判、「罪」と「恥」 | |
第13回目 | 内集団と外集団 | 「集団」の生態学的意味、進化ゲーム理論、「内集団ひいき」 | |
第14回目 | 文化と宗教 | 文化の根源としての宗教、文化の否定性 | |
第15回目 | まとめ、文化の両義性 | 人間存在の根本規定としての文化、文化における自由と拘束 | |