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人間の発達と学習

科目
人間の発達と学習
区分
教育学科科目群
授業コード
16195
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 金/12
単位数
2単位
担当者名
小林 亮
授業の概要
今日では、人間は一生の間、発達し続け、学び続ける存在だという生涯発達の考え方が支配的になってきました。こうした立場に基き、本講では、乳幼児期、児童期から青年期、成人期を経て老年期そして死に至る発達と学習の過程を、「生きる意味」探求のプロセスとして見つめてみたいと思います。そこでは認知、感情、社会性の発達とならんで自己として道徳をはじめとする価値の発達に焦点を当てながら、人生というドラマを読み解く作業を行ってゆきます。
       また、障害のある幼児等の心身の発達ならびにその学習の過程については、それぞれのテーマの中で考えてゆく予定です。
到達目標
生涯発達心理学の考え方を理解し、それぞれの発達段階の特徴と〓〓の関連性を把握する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
発達とは何か 生涯発達心理学のモデル。発達のパラダイム。
第2回目
発達のメカニズム 獲得と消失、分化と統合、一貫性と変化。
第3回目
乳幼児期の発達I 乳幼児の知覚と情緒の発達。
第4回目
乳幼児期の発達II 母子愛着(アタッチメント)と社会性の発達。
第5回目
児童期の発達 児童期における言語、知識の拡大と知能の発達。
第6回目
青年期の発達I 青年期とは何か。アンデンティティの形成と危機。
第7回目
青年期の発達II 青年期の問題行動と病理。臨床的サポート。
第8回目
成人期の発達社会的役割の成熟。職業と家庭。中年の危機。
第9回目
老年期の発達高齢化社会における老年期。人生の意味づけと生きがい。
第10回目
学習と創造性学習の基本原理。知能と創造性の発達。
第11回目
性格の形成と発達遺伝と環境。類型と特性。文化とパーソナリティ。
第12回目
道徳性の発達道徳判断、共感性、愛他行動の発達。
第13回目
性と性役割の発達身体的性と心理学的性差の発達。ジェンダー論の現在。
第14回目
ライフサイクル論「大人になる」とはどういうことか。発達課題と文化。
第15回目
まとめ新たな発達モデルの探求:教育および福祉への示唆。

教科書
柏木恵子、古澤頼雄、宮下孝広「発達心理学への招待」ミネルヴァ書房、1996。
      その他、プリント教材を随時、配布します。
参考文献
授業中に適宜、紹介します。
成績評価方法
期末筆記試験(70%)に出席状況(30%)を加味して評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:03/29/2003
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