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現代音楽史

科目
現代音楽史
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
17067
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 水/56
単位数
2単位
担当者名
石田 一志
授業の概要
現代音楽は、広義には第一次世界大戦後の芸術音楽を指すもので、時期としてみれば作曲家の美学的傾向、国家、民族、宗教、ジェンダー、政治などにとらわれることなく新音楽の創造と普及、それに国際交流を目的に国際現代音楽教会(ISCM)が結成された頃からその本格的な歴史は始まる。一方では、鋭い時代批判や体制批判を投げかけながら、他方では音楽の可能性を多方面から追求してきた運動の歴史である。ここではその前史に当たる20世紀初頭から話題をはじめ、主要な作曲家たちと重要作に触れながらおよそ1世紀の音楽史を振り返る。
到達目標
現代音楽の多様性の理解。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
現代音楽入門: 現代音楽とは何か。西洋音楽史における時代画定、様式区分。近代西洋音楽のグローバルな位置。
第2回目
第二次大戦までの音楽概観: ポスト・ロマンからモダンへ
第3回目
ドイツ・オーストリアにおける前衛音楽: 無調、12音技法、表現主義の音楽劇。
第4回目
フランスとロシアにおける前衛音楽: フランスにおける象徴主義、印象主義。ロシアの前衛音楽。
第5回目
民族主義の音楽: 東欧、北欧、南欧およびアメリカ大陸の音楽。
第6回目
新古典主義: フランスの新古典主義。ドイツの新古典主義。
第7回目
北米のおける実験音楽: ニューイングランドの作曲家たち、西海岸の作曲家たち。
第8回目
第二次大戦後の音楽概観:音楽と政治~戦中の音楽。東西冷戦と音楽。音楽とメディア。
第9回目
前衛の復活:音列主義の展開~ヨーロッパ、アメリカ、日本。
第10回目
不確定性の音楽:アメリカ、ヨーロッパ、日本。
第11回目
電子音楽:ミュージック・コンクレート、テープ音楽、ライヴ・エレクトロニック・ミュージック、コンピュータ音楽。
第12回目
折衷主義:引用、統合からポスト・モダンへ
第13回目
ミニマル・ミュージック:その誕生と普及。
第14回目
ポスト・モダンの音楽:「民族」と「宗教」
第15回目
結論:現状と展望。

教科書
ポール・グリフィス著石田一志訳「現代音楽小史」音楽之友社
参考文献
成績評価方法
レポート50パーセント、出席率50パーセント
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/10/2004
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