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劇場技術B

科目
劇場技術B
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
57206
開設セメスター
4S
曜日・時限
集中
単位数
2単位
担当者名
菊地 芳子
授業の概要
□光の表現とその効果について。□自然の光に明るさを求めた古代から、電気照明によって光の可能性が広がってきた現代に至るまでを検証し、光についての基礎知識を学ぶ。また、舞台芸術の一構成要素としての舞台照明の役割について考え、他の視覚的要素との関係をグループ・ワークを通して学ぶ。
□この授業は指定日に集中して実技中心で行う。
集中授業であるため、履修者は指定されたガイダンスに必ず出席すること。
授業に必要な服装と工具等は、各自で用意すること。
履修するには「劇場入門」を修得していること。
到達目標
光とはなにか。その表現と効果について考え、照明の基礎を理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
導入 授業の運営方法についてのガイダンス集中授業の日程と授業の進め方について説明を行うので、指定されたガイダンスには必ず出席すること。
第2回目
光の体験 太陽/ろうそく/電気による明るさについての観察。各自光に対する記憶を整理しておくこと。
講議形式の授業になる。
第3回目
光の質 照明器具の種類による光の表情の相違。照明器材を扱う実技を行うので、動き易い服装と軍手を必ず用意すること。
第4回目
光と色 物体色/透過色/光源色について。       〃
第5回目
光の方向 光の組み合わせで作る対象物の表情。       〃
履修者をグループ別けし、各グループで小さな発表を行う。
第6回目
光と表現 照明の役割の分析。演劇や舞踊の上演ビデオを観る。
第7回目
光の量 調光装置でコントロールされた明るさの表情。演劇スタジオにて簡単な仕込み作業を行う。
動き易い服装と軍手を必ず用意すること。
第8回目
光の効果平面や立体の質感から生まれる光の表現。       〃
第9回目
 〃色光と舞台装置や衣裳との関係。       〃
第10回目
仮設舞台の仕込み照明仕込み図の見方と作業の手順を学ぶ。大体育館にて、仕込み作業を行う。
動き易い服装と軍手を必ず用意すること。
第11回目
仮設舞台の本番仕込まれた照明器材の表現を学ぶ。大体育館にて行う。
動き易い服装と軍手を必ず用意すること
第12回目
仮設舞台の撤去作業照明の撤去作業の手順を学ぶ。大体育館にて、撤去作業を行う。
動き易い服装と軍手を必ず用意すること
第13回目
光の効果と表現課題発表の為のリサーチと製作。グループ・ワークを行う。授業時間以外にも各グループ毎に予定をたて、作業を計画的に進めること。
第14回目
 〃課題発表の為のリサーチと製作。       〃
第15回目
課題の発表「光の効果と表現」についての課題発表会。演劇スタジオにて、グループ毎の発表を行う。

教科書
美しい光を得るために/岩崎令兒/(社)日本照明家協会/1500円。他、プリントを配布する。
参考文献
授業でその都度紹介する。
成績評価方法
課題.50%. 平常点.50%.
そのほか受講者への指示/メッセージ
視覚を重要な要素とする芸術において、光の存在は不可欠なものである。この授業を通して芸術作品に、より効果的な光の表現を用いる方法を理解して欲しい。舞台照明の用語や電気的な内容も学んで行くが、技術的な要素よりも光を通しての芸術表現とはなにかを中心に考える授業である。

更新日:02/09/2004
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