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経営史

科目
経営史
区分
国際経営学科科目群
授業コード
55629
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/12
単位数
3単位
担当者名
安元 稔
授業の概要
企業の発展パターンや企業家・経営者の行動様式を歴史的に明らかにすることがこの講義の主要な目的です。同時に、経済史的な背景や経営学の基本概念も学びます。イギリス・アメリカ・ドイツだけでなく、日本の経営史も対象にし、産業革命以降、できるだけ新しい時期までを視野に入れ、世界経済の動向のなかで各国の経営史を考えます。また、中小企業、商業・流通、情報産業が経済発展に果たした役割も考えます
到達目標
われわれが現在生活している日本の経営風土の特質を理解するために、外国のそれと比較しながら、企業経営の歴史を理解してもらうことがこの講義の目標です。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
経営史とはどういう学問か 「経営史」の成立・研究の動向・経営史を学ぶ心構え経営手法の時代的変化を学ぶ
第2回目
イギリス(工業化の幕開け・国民経済の形成) ファミリービジネスの展開・世界の工場・海外投資・企業者産業革命とは何かを考える
第3回目
アメリカ(個人企業の時代) 個人企業の世界アメリカの企業形態の特色を考える
第4回目
ドイツ(上からの工業化) 工業化と国家・ドイツ産業革命の経営システムドイツにおける企業者の類型を考える
第5回目
ビッグビジネスの出現 アメリカにおけるビッグビジネスの出現と展開経営者企業の形成の意味を考える
第6回目
ドイツにおける大企業の制覇 ドイツ的重工業化銀行と株式会社の関係を考える
第7回目
イギリス経済の成熟と衰退 国際競争の激化・新産業・企業合同運動国際ビジネスの動向を考える
第8回目
日本(工業化の開始から成長へ)日本における工業化の特徴後発国工業化と政府の役割を考える
第9回目
アメリカにおけるビッグビジネスの成熟大恐慌・多国籍企業・寡占化繁栄の裏側を考える
第10回目
ドイツ(新しい企業体制の成立)労働者経営参加と共同決定制第二次大戦後のドイツ経済の復興を学ぶ
第11回目
イギリス経済の衰退経済復興・産業の国有化・福祉国家の形成・流通の革新第二次大戦後のヨーロッパ経済の復興とイギリスの対応を考える
第12回目
日本の高度成長日本型労使関係と技術革新・中小企業日本的経営とは何であったかを考える
第13回目
アメリカにおける新しいビジネスの創造情報技術産業の発展、コーポレート・ガバナンス企業の合併・買収、リストラクチャリングを考える
第14回目
イギリス経済の再生オイルショック・サッチャー経済革命・海外直接投資民営化・金融ビッグバンとは何かを考える
第15回目
ドイツとEU・日本型企業システムの今後大企業の持続性・オイルショックと日本経済・流通革命日本経済の今後とEUとの関係を考える

教科書
エレメンタル 経営史』英創社
参考文献
成績評価方法
学期末の筆答試験で採点します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
できるだけ新聞の経済欄を読むこと

更新日:
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