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経営学

科目
経営学
区分
国際経営学科科目群
授業コード
15500155011550255000
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 火/567春 木/123春 水/567秋 火/567
単位数
3単位
担当者名
海野 博
授業の概要
1年次生を対象とする経営学入門的な授業として、新聞や雑誌の経営関係記事、新聞社や企業のホームページ、などを積極的に利用・活用しながら、今日の企業経営が直面している具体的実践的なテーマに即して経営学的な見方、とらえ方、考え方を身につけます。ブラックボードも活用します。なお、授業時には、毎回、ノートパソコンを持参すること。
到達目標
入学前に経営的知識がなかった学生であっても、物事に対する経営学的な見方、とらえ方、考え方を十分に身につけ、他の専門科目の学習にスムーズに入れるようになること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
経営学を学ぶ(イントロダクション) この講義で学ぶこと、経営学のおもしろさについてお話しします。また、企業情報の収集の仕方についても学びます。大学の授業は、予習復習が義務づけられています。また、授業で学ぶことだけでなく、積極的に知識を吸収していくことを期待しています。
教科書とノートパソコンを必ず持参して下さい。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第1章、『経営学を楽しく学ぶ』第1、2、3章
第2回目
会社、企業とは何か 会社の種類、株式会社の特徴、経営の三権分立の仕組み、株主の権利義務、株式会社の設立などについて学びます。
商法、有限会社法、保険業法(相互会社)、中小企業挑戦支援法の関連条文についても学習します。
教科書第1章を予習復習すること。
知っている企業、興味のある企業の会社形態を調べてみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第2章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第1章
第3回目
経営者と経営管理 取締役の選任、取締役と取締役会の役割、専務、常務、平取締役の違い、経営者の仕事(経営管理)について学びます。
03年4月に施行された改正商法についても学習します(米国型企業統治の選択的導入)。
教科書第2章を予習復習すること。
経営者になったつもりで、経営者の仕事について考えてみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第2、3章、『経営学を楽しく学ぶ』第7章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第1章
第4回目
経営組織と経営戦略 企業は、それぞれの経営理念のもと、持てる経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報、時間)を最大限活用し、経営を行ないます。ここでは、経営理念、経営資源とともに、企業の組織形態と経営戦略について学びます。教科書第1、2章を予習復習すること。
インターネットを利用して、興味のある企業の経営理念や経営組織などを調べてみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第4章、『経営学を楽しく学ぶ』第6、8章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第2、3章
第5回目
人的資源管理 経営資源のなかで最も重要なヒトの管理=人的資源管理について、募集、採用、配置、退職、賃金、労働時間、人事考課などを学びます。教科書第3章を予習復習すること。
アルバイトをしている人は、自分がどのように「管理」されているかを考えると、分かりやすいでしょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第7章、『経営学を楽しく学ぶ』第14章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第4章
第6回目
経営と地球環境 企業経営も、地球環境に対する配慮なしに、運営が不可能になりつつあります。現在では、主要な企業は毎年、環境報告書を公表しています。ここでは企業の環境への取り組みについて学びます。
なお、玉川学園でもIS014001の認証を取得、環境報告書を公表しています。
インターネットを利用して、興味のある企業の環境報告書をダウンロードし読んでみましょう。また、経営学部の学生の立場からそれらを評価してみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第11章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第1章9節
第7回目
復習と小テスト これまでの復習と小テストを行ないます。これまで学習してきたことを整理してみましょう。理解できないことは質問しましょう。
第8回目
生産管理生産システムと生産管理について学びます。世界的に知られるトヨタ生産方式(ジャストインタイムと自働化)について学習しましょう。教科書第4章を予習復習すること。
工場見学をした経験のある人は、そのときのことを思い出しましょう。
またこれを機会に、トヨタ自動車の社史についても調べてみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第8章、『経営学を楽しく学ぶ』第11章
第9回目
マーケティングと流通近年、製品の生産から販売までの流れ(流通)も大きく変化してきています。また、生産もマーケティング活動と連携しています。ここでは流通とマーケティングについて学びます。教科書第4章を予習復習すること。
最近は、テレビ通販が売り上げを伸ばしているようです。日頃の買い物を通して、流通について考えてみましょう。また、テレビCMや折り込み広告などを見ながら、企業のマーケティング戦略を考えてみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第10章、『経営学を楽しく学ぶ』第12章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第6章
第10回目
危機管理企業は時として、自ら引き起こした不祥事や、自らの責任ではなく社会環境や自然環境の変化によって、企業の存続を左右するような危機を迎えます。ここでは、企業危機の具体例と危機管理について学びます。インターネットを利用して、最近の企業の不祥事(例えば食中毒、偽装、隠蔽、脱税)もしくは環境の変化(例えばSARS、BSE、鳥インフルエンザの発生)と、それに対してとった企業の対応、マスコミ報道、などを調べて、経営学部の学生の立場から研究、評価してみましょう。
第11回目
財務管理と経営分析(1)財務管理の意義と経営分析の基本について学びます。
特に、決算公告の損益計算書、貸借対照表の読み方、ポイントなどを理解できるようにします。
教科書第5章を予習復習すること。
新聞広告や NIKKEI NET IRデータファィルhttp://ir.nikkei.co.jp/index.asp を利用して、決算公告ファィルを作ってみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第6章、『経営学を楽しく学ぶ』第13章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第5章
第12回目
財務管理と経営分析(2)財務管理の意義と経営分析の基本について学びます。
特に、決算公告の損益計算書、貸借対照表の読み方、ポイントなどを理解できるようにします(続き)。
教科書第5章を予習復習すること。
業績が伸びている企業と悪化している企業の「決算公告」を比較してみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第6章、『経営学を楽しく学ぶ』第13章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第5章
第13回目
経営の国際化と日本的経営経営の国際化、グローバル化と日本的経営の現状について学びます。教科書第2章10節を予習復習すること。
いつも利用している食品や衣料品、電気製品等の生産国を調べて、経営の国際化、グローバル化について考えてみましょう。
参考文献--→『企業経営学の基礎』第1章4節、第9章、『経営学を楽しく学ぶ』第1章、『ビジュアル経営の基本(新版)』第4章42節
第14回目
【14回目の授業があるクラスは復習をします。】【14回目の授業があるクラスは復習をします。】
第15回目

教科書
日本経済新聞社編『一目でわかる会社のしくみ』(日本経済新聞社)
参考文献
海野博ほか『企業経営学の基礎』(税務経理協会)、斎藤毅憲編『経営学を楽しく学ぶ』(中央経済社)、武藤泰明『ビジュアル経営の基本(新版)』(日本経済新聞社)、『日本経済新聞』、『日経産業新聞』、『日経ビジネス』、『週刊東洋経済』、『週刊ダイヤモンド』など。その他、NHK、テレビ朝日、テレビ東京などテレビ放送、インターネットも適宜利用します。
成績評価方法
次のように成績の評価をします。
レポート(20)+小テスト(30)+期末試験(50)=100
なお、欠席や遅刻の扱いは規則どおりとします
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業時には、必ず、教科書とノートパソコンを持参して下さい。
参考文献として掲載している書籍、新聞、経済誌については、予習復習時に、図書館、図書室等を利用して積極的に勉強して下さい。

更新日:02/05/2004
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