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外国文学

科目
外国文学
区分
コアII社会文化科目群
授業コード
1502655025
開設セメスター
曜日・時限
春 火/34春 月/34
単位数
2単位
担当者名
佐藤 成男
授業の概要
主に19世紀から20世紀のアメリカ作家の作品を紹介し、アメリカ文学の大きな流れを捉える。さらに作品とその時代との関係にも光を当て、その有機的な絆に注目し、アメリカ社会と文学の特異性への理解を深める。
到達目標
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
イントロダクション イギリス文学とアメリカ文学、そして日本文学の全体的な特徴を掴まえる。
第2回目
『フランクリン自伝』(岩波文庫) ピューリタニズムの伝統と理性の時代の宗教のあり方について考える。
第3回目
ホーソーン『緋文字』(岩波文庫) 社会の定める罪と個人の愛の力について考察する。
第4回目
メルヴィル『白鯨』(講談社学芸文庫) 人間を超えた力に挑む人間のリリシズムについて考える。
第5回目
トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』(岩波文庫) 社会の制約と個人の精神の自由について考える。
第6回目
アンダスン『ワインズバーグ・オハイオ』(新潮文庫) アメリカ文学に及ぼしたフロイトの精神分析の影響について考察する。
第7回目
フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』(新潮文庫) 「狂乱の20年代」の男と女の愛のカタチについて考える。
第8回目
ヘミングウェイ『陽はまた昇る』(新潮文庫)「ロスト・ジェネレーション」と若者の生き方について考える。
第9回目
サリンジャー『ライ麦畑で捕まえて』(白水Uブックス)繁栄の50年代に深く染み込んだ物質主義とそれへの若者の反発について考察する。
第10回目
マラマッド『アシスタント』(新潮文庫)ユダヤ系アメリカ文学の伝統とホロコーストについて考える。
第11回目
ル=グイン『闇の左手』(ハヤカワ文庫)フェミニズムとSFの伝統について考察する。
第12回目
キイス『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)人間と科学、科学の横暴などについえ考える。
第13回目
ウォーカー『カラー・パープル』(集英社文庫)ブラック・フェミニズムとマルティ・カルチャリズム(多元文化主義)について解説する。
第14回目
まとめこの授業全体を回顧してアメリカ文学に脈々と流れるリアリズムの伝統について語る。
第15回目

教科書
上記の文庫本とプリントを使用
参考文献
マルカム・ブラッドベリ『現代アメリカ小説』(I)(II)彩流社
成績評価方法
授業での発表(40%)+レポート(A4版用紙1枚以上 60%)
そのほか受講者への指示/メッセージ
読書離れが憂えるなか、皆さんにアメリカ文学を中心にさまざまな読書を経験してもらい、授業中にそのすばらしさを発表してもらいたいと思います。

更新日:02/09/2004
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