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管理会計

科目
管理会計
区分
国際経営学科科目群
授業コード
1555955557
開設セメスター
5S6S
曜日・時限
春 火/34秋 月/34
単位数
2単位
担当者名
石川 勝
授業の概要
管理会計とは、企業経営に役立てるために行われる会計です。日常業務や経営戦略にかかわる意思決定や実行に際して、定量的分析に基づいた経済的な裏付けを与えるのが管理会計の目的です。この授業では、伝統的な管理会計手法とともに、コーポレート・ファイナンスを含めた最新の分析手法の基礎を学習します。現実のビジネスに有用な分析手法を身につけるため、理論に偏らず、例題やケースを各自が解きながら授業を進めます。
到達目標
企業経営における管理会計の重要性を知り、管理会計理論の理解とともに、現実のビジネスへの応用能力を養うことを目標とします。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
管理会計とは? 企業経営における管理会計の位置づけと役割 管理会計の体系を知り、ビジネスにおいて管理会計はどのような重要性を持っているのかを理解する。
第2回目
コスト・コントロール 伝統的原価管理の考え方 標準原価管理の考え方とその分析方法を理解する。
第3回目
コスト・マネジメント(1) 活動基準原価計算(ABC)と活動基準管理(ABM)の考え方伝統的な原価計算とABCの違いを理解し、ABCを経営管理に応用したABMによる分析方法を理解する。
第4回目
コスト・マネジメント(2) 原価企画(ターゲット・コスティング)とは原価企画の考え方を知ると同時に、そのプロセスを理解する。
第5回目
マネジメント・コントロール(1) マネジメント・コントロールと伝統的予算管理企業経営におけるマネジメント・コントロールの位置づけと役割を知り、予算管理の目的と方法を理解する。
第6回目
マネジメント・コントロール(2) 利益計画のためのCVP分析利益計画の意味、その有用性を知り、利益計画のために行われるCVP分析の様々な応用を理解する。
第7回目
マネジメント・コントロール(3) 制約理論の概念と応用制約理論の考え方を知り、それを応用して経営意思決定を行う方法を理解する。
第8回目
マネジメント・コントロール(4)バランス・スコアカードバランス・スコアカードの考え方と導入方法を事例に基づいて理解する。
第9回目
キャッシュフロー・マネジメント(1)会計的損益とキャッシュフローの相違
フリー・キャッシュフロー(FCF)の考え方
会計的利益とキャッシュフローの相違を理解し、FCFの計算方法とその意味を理解する。
第10回目
キャッシュフロー・マネジメント(2)キャッシュフロー経営の基礎EVA(経済的付加価値)、MVA(市場付加価値)の概念と計算方法、更にその企業経営上の意味を理解する。
第11回目
戦略的意思決定(1)戦略の意味と事業ポートフォリオ企業における戦略の意味を知り、事業ドメインのポートフォリオ分析を理解する。
第12回目
戦略的意思決定(2)伝統的DCF法とその他のプロジェクト評価法長期にわたるプロジェクトを評価する手法として、正味現在価値法、内部利益率法等の伝統的DCF法を理解する。
第13回目
戦略的意思決定(3)モンテカルロ・シミュレーションとDCF法伝統的DCF法の問題点を知り、モンテカルロDCF法によるプロジェクト評価法を理解する。
第14回目
戦略的意思決定(4)リアルオプション・アプローチリアルオプション・アプローチの考え方と評価方法を理解する。
第15回目
授業のまとめ

教科書
「MBA管理会計」本多慶行著 日経BP社、その他資料を配布します。
参考文献
「管理会計入門」加登豊著 、「キャッシュフロー経営入門」中沢恵・池田和明著、いずれも日経文庫
成績評価方法
75%以上の出席を前提として、課題及び期末試験で評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
初回授業の前に指定教科書の第1章、第2章を読んでおくこと。

更新日:02/09/2004
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