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国際貿易論

科目
国際貿易論
区分
国際経営学科科目群
授業コード
1556455563
開設セメスター
5S6S
曜日・時限
春 水/1234秋 水/1234
単位数
3単位
担当者名
高千穂 安長
授業の概要
世界経済に果たす貿易の役割は極めて大きい。特に日本は、貿易無しでは円滑な国民生活を維持できない。このような貿易について、その現象面を把握しながら、その背景にある理論(*)および貿易に影響を与える事象について解説を行う。又、国際貿易論は政策志向が強い学問であるため、貿易政策についても検討を行う。本講義では、貿易実務についての解説は行わない。
講義の一部は、他大学の教員が講義する。受講生は、課題について毎回提出または意見の発表を「必ず」求められる。そのため、図書、パソコン等を使った必要資料の入手など事前学習が不可欠となる。時間効率を上げるため、講義中に学生にパソコン使用を求めることはない。
 遅刻については、講義の円滑進行の大きな妨げとなるので、成績評価上、大きなマイナスとする。講義は全10回であり、3回の欠席(遅刻換算含む)で単位取得ができなくなる。
到達目標
貿易に関する基礎知識を習得し、貿易問題などに対して独自の知見を有するようになる。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
イントロダクション 全般解説、図書紹介、有用なウェッブサイトの紹介、成績評価などの解説、次回課題渡しなど。
貿易の基本構造などについて検討。
事前に配布される課題について、自ら資料収集し、自分なりの答えを理由とともに用意する(以下、毎回同様)。 キーワード: 並行輸入、開発輸入、逆輸入
第2回目
日本の貿易 日本の貿易の仕組み、貿易実績およびその課題について理解する。
課題に対して検討を行い、発表できるようにする(以下、毎回行う)。
キーワード:貿易規模、水平貿易、垂直貿易
第3回目
貿易理論 絶対優位理論、比較優位理論、ヘクシャーオリーン理論、一物一価の法則など、貿易に関する理論について理解する。キーワード:絶対優位理論、比較優位理論、ヘクシャー・オリーン理論
第4回目
貿易と経済成長 貿易と経済成長の因果関係についての研究を紹介し、理解を深める。キーワード:オランダ病、経常収支、資本収支、アブソープションモデル
第5回目
貿易と為替レート 為替レート決定に関する理論を理解し、為替レートが貿易に及ぼす影響を理解する。キーワード:名目・実質・実効為替レート、アセットアプローチ
第6回目
貿易と環境 貿易振興と環境保全の両立は可能か?という観点から理解する。キーワード:TBT協定、環境ラベル、国際環境協定(MEA)
第7回目
貿易体制 自由貿易、保護貿易および世界の貿易体制の実態と課題について解説する。また、自由貿易を推進している世界貿易機関(WTO)の役割、FTAなどについて理解する。キーワード:保護貿易、世界貿易機関、地域経済圏
第8回目
海外直接投資と貿易海外直接投資(FDI)が貿易に与える効果を理解し、貿易とFDIの関係について理解を深める。キーワード:海外直接投資、振替価格操作、多国籍企業
第9回目
通商問題と貿易通商問題(貿易摩擦)が貿易に与える効果を理解し、通商問題に関する諸問題を理解する。キーワード:通商問題、公正貿易
第10回目
累積債務問題と貿易累積債務問題が貿易に与える影響と累積債務問題解消に向けた努力を理解する。キーワード:デッド・サービス・レシオ、デッド・エクイティ・スワップ
第11回目
第12回目
第13回目
第14回目
第15回目

教科書
毎回のレジュメ(高千穂)
他大学教授分は別途指示
参考文献
浦田秀次郎『国際経済学入門』日経文庫
伊藤元重『ゼミナール国際経済入門』東洋経済
成績評価方法
◎出席状況(玉川の規則通り)
◎授業参加度(含む事前学習状況)
○試験(高千穂と平川で調整)
そのほか受講者への指示/メッセージ
①全10回の講義のため、3回の欠席で試験を受けられなくなる。遅刻3回で1回の欠席となる。遅刻、欠席については厳正に対処する。きちんと出席できない者は履修しないように。
②討議・発表の時間も講義中であり、関係ない事について話したりしないこと。

更新日:01/28/2004
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