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欧米の言語文化

科目
欧米の言語文化
区分
コアII言語表現科目群
授業コード
1501955018
開設セメスター
曜日・時限
春 金/34秋 金/34
単位数
2単位
担当者名
菊池 重雄
授業の概要
20世紀以降のアメリカ合衆国社会について言語文化の側面から考察します。その際に、アメリカが経験した戦争と差別(人種・民族・性差別等)を中心に論じます。授業では、アメリカ合衆国を世界の“microcosm(小世界、縮図)”ととらえ、こうしたアメリカの問題が、実際は、わたしたちの問題でもあることを明確にしていきます。アメリカの戦争に関しては、第一次世界大戦と第二次世界大戦を対象としますが、この二つの戦争を可能な限り、現代のアフガニスタン攻撃およびイラクにおける戦争と比較して考察することで、わたしたちの戦争に対する考え方を客観的に検討していきます。同じように、アメリカの差別に関しても、わたしたちをとりまくさまざまな差別と比較して考察することで、わたしたちが日常の差別とどのように向かい合い、克復
        すべきかを考えていきます。
到達目標
①社会科学として:戦争と差別について第一次資料に基づき論理的に考察できるようになること。 ②人文科学として:文学が生きるために必要な実学でもあることを理解すること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
アメリカ合衆国と言語文化 アメリカ社会の変遷と文化の形態授業方法および授業方針を理解すること。
第2回目
アメリカの戦争と言語文化(1) ヘミングウェイの非戦思想-アメリカ合衆国と第一次世界大戦第一次世界大戦の概要を確認しておくこと。
第3回目
アメリカの戦争と言語文化(2) ヘミングウェイの正義の戦争論-アメリカ合衆国と第二次世界大戦第二次世界大戦の概要を確認しておくこと。
第4回目
アメリカの戦争と言語文化(3) (第一次世界大戦)戦後文化としての失われた世代授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第5回目
アメリカの戦争と言語文化(4) (第二次世界大戦)戦後文化としてのラジオデイズ授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第6回目
アメリカの戦争と言語文化(5) アメリカ合衆国におけるアウシュビッツの記憶-スタイロンに見るアメリカ合衆国奴隷制度とアウシュビッツ奴隷の特質について考察しておくこと。
第7回目
アメリカの戦争と言語文化(6) 政治としての戦争:ベトナム・湾岸・イラク戦争をどのようにとらえるか-アメリカの戦争とラインホールド・ニーバーの思想授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第8回目
アメリカの差別と言語文化(1)黒人公民権運動の前提としてのワシントンーデュボイス論争授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第9回目
アメリカの差別と言語文化(2)黒人公民権運動とキング牧師の説教授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第10回目
アメリカの差別と言語文化(3)移民社会の中の差別ーアメリカのユダヤ人①授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第11回目
アメリカの差別と言語文化(4)移民社会の中の差別ーアメリカのユダヤ人②授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第12回目
アメリカの差別と言語文化(5)黒人であること・女性であること-アリス・ウォーカーとトニ・モリスン授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第13回目
アメリカの差別と言語文化(6)海外の性差別とアメリカ合衆国-アリス・ウォーカーの見解授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第14回目
アメリカ合衆国の戦争と差別象徴としての9.11-同時多発テロの克復授業開始時に配布されるシラバスに記載されている資料を読了しておくこと。
第15回目

教科書
授業毎にプリントテキストをブラックボードからダウンロードすること。
参考文献
菊池重雄、佐藤成男編著「欧米の社会と文化」大学教育出版、他
成績評価方法
レポート2回(全成績の60%)、ディスカッションおよびプレゼンテーション(全成績の40%)
そのほか受講者への指示/メッセージ
最初の授業時に詳細なシラバスを配布します。

更新日:
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