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行政学

科目
行政学
区分
国際経営学科科目群
授業コード
55565
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 木/123
単位数
3単位
担当者名
石見 豊
授業の概要
今日、わが国の行政や世界の行政は大きく変わろうとしています。その意味では、現代は「改革の時代」であると言えます。この現代社会における行政の役割の変化を理論的、実証的に説明することが本講義のねらいです。本講義は3つの部分から構成されています。(1)行政(学)の基礎概念の紹介、(2)行政と民間、市民、中央地方関係などの改革の動きの説明、(3)個々の政策分野の行政学的分析の試み。
到達目標
行政の役割の変化と、それに対する行政学の説明力の理解
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
行政の概念と現代国家 (1)行政に関する3つの定義、(2)夜警国家から福祉国家への展開
(3)行政の活動範囲の拡大
高校までの学習で、行政や現代国家について学んだ知識をもう一度振り返っておくこと。
第2回目
行政学の歴史 (1)ヨーロッパにおける行政学の淵源
(2)アメリカ行政学の誕生とその後の発展
近代ヨーロッパの歴史、アメリカ合衆国の発展の歴史を自分で調べる。
第3回目
官僚制の理論とその実際 (1)ウェーバーの官僚制論とそれへの批判
(2)日本官僚制の特徴と諸理論、(3)ストリート・レベルの官僚制
マックス・ウェーバの生涯とその時代状況、業績などを調べておくこと。
第4回目
行政改革と公務員制度 (1)わが国行政改革の歴史、(2)諸外国における行政改革の動向、
(3)わが国公務員制度の特徴と問題点
第2臨調とは何か、中央省庁再編で日本の行政機構はどう変化したかを調べておくこと。
第5回目
行政と民間関係の再検討 (1)規制緩和と民営化とのねらい、(2)3公社民営化から道路公団改革までの事例紹介、(3)PFIの可能性と第3セクターの問題点道路公団民営化をめぐる政治状況を新聞、ニュースなどで調べておくこと。
第6回目
行政と市民関係の再検討 (1)行政手続の透明化と情報公開、(2)市民参加の現状と住民投票制度、(3)協働の担い手としてのNPOの活動最近の住民投票のニュースを調べておくこと。
第7回目
地方自治の理論とその実際 (1)自治の概念、(2)わが国地方自治の歴史
(3)地方自治体の組織とその活動
「地方自治は民主主義の学校」という言葉の意味を考えておくこと。
第8回目
中央と地方関係の再検討(1)中央と地方の関係とは、(2)地方分権改革の概要
(3)市町村合併の動きとその問題点
地方分権とは何か、三位一体の改革とは何か調べておくこと。
第9回目
国土政策の分析(1)わが国国土政策の系譜、(2)全国総合開発計画の変遷
(3)東京一極集中とその解決策
首都機能移転をめぐる状況を調べておくこと。
第10回目
福祉政策の分析(1)戦後福祉行政の展開
(2)事例としての介護保険制度
介護保険のしくみについて調べておくこと。
第11回目
産業政策の分析(1)通産省の誕生とその政策、(2)行政指導と国際化の動き
(3)日本型モデルの評価
行政指導とは何か調べておくこと。
第12回目
警察行政の分析(1)わが国警察の戦前と戦後
(2)警察と市民との接点、防犯協会の活動
交番制度の歴史について調べておくこと。
第13回目
行政責任と政策評価(1)行政統制と政策評価
(2)政策評価の動き
三重県の行政改革の動きについて調べておくこと。
第14回目
行政学の理論動向(1)伝統的行政学の視角:制度論、管理論、政策論
(2)新しい行政学の可能性:NPM理論、ゲーム理論、文化論
「ニュー・パブリック・マネジメント」という言葉の意味について調べておくこと。
第15回目
総括と評価

教科書
特に使用しません。
参考文献
講義時に適宜、説明します。
成績評価方法
授業時の小テストと期末のレポートにより評価。出席を重視します。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/07/2004
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