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消費者行動論

科目
消費者行動論
区分
国際経営学科科目群
授業コード
1556155560
開設セメスター
5S6S
曜日・時限
春 木/34秋 木/12
単位数
2単位
担当者名
青木 道代
授業の概要
 現代の消費者行動は、さまざまな要因によって規定されると考えられる。それは、社会・経済的な要因、および消費者自身の知識・関与などの個人差要因、購買時の状況要因に大別されよう。
 こうした消費者行動を学習し、理解することにより、企業のマーケティング活動をより効果的なものとすることができる。本講義では、市場における消費者の行動を説明的に記述し、予測するために必要な理論と方法を明らかにする。
到達目標
 消費者の行なう環境との相互作用、すなわち企業のマーケティング戦略や公共政策との関連に理解を深め、消費者としてのわれわれ自身の購買動機や複雑な意思決定プロセスに対する正しい認識が得られること。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
消費者行動とは何か イントロダクション消費者行動とは、購買行動だけではない。何が消費者行動を形成するのか考えよう。
第2回目
消費者行動研究の意義と役割 理論的な意義と役割および実践的な意義と役割についてなぜ、消費者行動を学ぶのだろう。企業や消費者の立場から考えておこう。
第3回目
消費者行動研究の理論的枠組み(1) 学説の流れもふまえて、基本的な考え方を説明する現代の消費者行動は、どのように発展してきたのだろうか。時代背景とともに考えてみよう。
第4回目
消費者行動研究の理論的枠組み(2) 各消費者の行動における違いが生じる理由など、個人差要因の解説を行なう。個人の価値観やライフスタイルの変化は、消費者行動にどう反映されるのか考えよう。
第5回目
消費者行動研究の理論的枠組み(3) 消費者が単独で行動する場合と集団で行動する場合の違いなど、状況要因の解説をおこなう消費者は、いろいろな条件で行動を変えている。どんな要因がどのように影響するのか予想してみよう。
第6回目
消費者行動研究の方法(1) どのようなデータを収集・分析して研究されているのかを説明する。消費者行動研究の発展は、われわれに何をもたらしてくれるのか、そのために必要なデータは何かを考えよう。
第7回目
消費者行動研究の方法(2) データ分析の結果、何がわかるのかなど、結果の解釈と応用について説明する。データ収集と分析方法を予想してみよう。どんな場合に、何を分析する必要があるのか、考えておこう。
第8回目
消費者行動研究の主要テーマ(1)「消費者の態度と態度変容」について:研究内容と解説消費者の「態度」とは何か?専門用語であり、通常の使い方とは異なる。大事なポイントなので、予習しておこう。
第9回目
消費者行動研究の主要テーマ(2)
)
「消費者の情報探索と情報取得」について:研究内容と解説消費者の情報探索とは、具体的にどんな行動なのか考えよう。
第10回目
消費者行動研究の主要テーマ(3)「消費者の学習と意思決定プロセス」について:研究内容と解説「消費者の意思決定プロセス」とは何か、自分の買い物経験から予想してみよう。
第11回目
消費者行動研究の主要テーマ(4)消費者情報処理理論を構成する基本概念の解説消費者の情報処理理論は、最も重要なポイントである。しっかり理解するように、準備しよう。
第12回目
消費者行動研究の主要テーマ(5)消費者情報処理理論の応用研究の解説消費者の情報処理理論は、応用範囲もきわめて広い。自分なら何の研究に応用するか、考えておこう。
第13回目
消費者行動研究の主要テーマ(6)「消費者の知覚する価格と品質」について:研究内容と解説商品の価格が高いか安いか、この感じ方はいつも一定ではない。なぜだろうか、何が影響するのか、考えておこう。
第14回目
まとめ補足事項の説明と要点解説毎回の講義内容を理解できたかどうか、自分でチェックしておき、わかりにくい箇所は質問しよう。
第15回目
総合評価期末試験による評価消費者行動の理論と応用について、基本的な事柄を復習しておくこと

教科書
教科書はとくに指定せず、基礎的事項をまとめたプリント教材を配布する。これをもとに、各自で毎回の講義におけるポイントを書き込み、消費者行動の理論研究ノートとして完成させる。
参考文献
 杉本徹雄 編著『消費者理解のための心理学』福村出版 1997年
 竹村和久 編著『消費行動の社会心理学』 北大路書房 2000年
 『グローサリー・レボリューション:米国パッケージ商品業界の経験』同文舘出版 2000年  
 バーバラ・カーン、レイ・マッカリスター著 
 (小川孔輔・中村博 監訳) 
成績評価方法
テーマごとに小レポートを課し、この蓄積を平常点とする。平常点30%、期末試験50%、授業への参加度20%(発言も含める)とする。
そのほか受講者への指示/メッセージ
消費者行動は、きわめて身近なテーマであるが、深い理論的分析が必要な分野である。受講生には、自分も消費者という視点と、企業のマーケティングという視点の両面から、豊富な研究内容を理解し、応用できる実力を養うべく、きちんと予習復習をしておくことが求められる。

更新日:02/07/2004
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