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担当別５０音一覧

科目	科学史	区分	コアII自然科学科目群
授業コード		開設セメスター	2S
曜日・時限	秋　火/34、秋　火/56	単位数	2単位
担当者名	坂野　徹

授業の概要

科学（学問）とはそもそもいかなる営みなのか。科学（学問）と社会の関係はいかなるものなのか。本講義では、科学研究が同時代の社会や政治の状況に大きく規定されたものであることを、主として西洋における生命科学の歴史的展開を例にとって考察していく。進化思想、遺伝学、優生学などの問題などを取りあげる予定である。

到達目標	講義で取りあげるのは生命科学の歴史だが、生命科学（の歴史）について詳しい知識を身につけることが目標ではない。生命科学の歴史的展開をたどることを通じて、現代の（生命）科学が抱える諸問題について歴史的・批判的に考える姿勢を身につけてもらうことが目標である。

授業計画	テーマ	内容	授業を受けるにあたって
第1回目	序論	「生命」の歴史をなぜ問題にするのか
第2回目	進化論の展開1	進化論の社会的基盤
第3回目	進化論の展開2	ラマルクの進化論
第4回目	進化論の展開3	ダーウィンの進化論
第5回目	進化論の展開4	社会進化論の展開
第6回目	遺伝学の展開1	メンデルの研究
第7回目	遺伝学の展開2	メンデル則の「再発見」と遺伝学の誕生
第8回目	遺伝学の展開3	20世紀遺伝学の展開
第9回目	遺伝子テクノロジーの現在	ビデオ鑑賞
第10回目	優生学の展開1	遺伝と人間社会1
第11回目	優生学の展開2	遺伝と人間社会2
第12回目	遺伝子管理社会の未来	ビデオ鑑賞
第13回目	「生命」の現在1	生命科学をめぐる諸問題1
第14回目	「生命」の現在2	生命科学をめぐる諸問題2
第15回目	「生命」の現在3	生命科学をめぐる諸問題3

教科書	廣野喜幸・市野川容孝・林真理編『生命科学の近現代史』（勁草書房、2002年）
参考文献	授業時に適宜紹介
成績評価方法	授業時に数回課す小テストと学期末のレポートの総計
そのほか受講者への指示／メッセージ