授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | オリエンテーション | 授業の概要・演習の進め方についてのガイダンスを行なう。 | 演習に臨む抱負、自分の関心のあるテーマ、授業への要望などを各自考えてくること。 |
第2回目 | ヤスパースの生涯と思想 | ヤスパースの文献を読む準備として、ヤスパースの生涯と思想について概観する。 | 配布したプリントと『人間学の名著を読む』第7章の「解説」の箇所をよく読んでくること。 |
第3回目 | ヤスパースの教育論・大学論① | ヤスパースの『大学の理念』の抜粋を読んで、「自己教育」・「ソクラテス的教育」などについて考える。 | 配布したプリントの該当箇所を読み、大学における教育のあり方について考えてくること。 |
第4回目 | ヤスパースの教育論・大学論② | ヤスパースの『大学の理念』の抜粋を読んで、教育における畏敬」や「コミュニケーション」について考える。 | 〃 |
第5回目 | ヤスパースの人間論① | 『哲学の小さな学校』の「人間」論を読んで、「人間とは何か」について考える。 | 『人間学の名著を読む』第7章の該当箇所を精読してくること。担当者は内容をレジュメにまとめてくること。 |
第6回目 | ヤスパースの人間論② | 『哲学の小さな学校』の「人間」論を読んで、自由・責任・人間像などについて考える。 | 〃 |
第7回目 | ヤスパースの人間論③ | 『哲学的思索の小さな学校』の「人間」論を読んで、自由・自己超越・科学技術の意義と限界について考える。 | 〃 |
第8回目 | ヤスパースの人間論④ | 『哲学の小さな学校』の「人間」論を読んで、自己超越・宗教性・勇気と希望について考える。 | 〃 |
第9回目 | ヤスパースの限界状況論① | ヤスパースの「限界状況」論を読んで、「限界状況」とは何か、「限界状況と実存」について考える。 | 世界の名著『ヤスパース・マルセル』の「限界状況」の章の該当箇所を精読してくること。担当者は内容をレジュメにまとめてくること。 |
第10回目 | ヤスパースの限界状況論② | ヤスパースの「限界状況」論の「歴史的規定性」の箇所を読んで、自己が生きる状況の「狭さ」を実存の「深み」へと転換することの意味について考える。 | 〃 |
第11回目 | ヤスパースの限界状況論③ | ヤスパースの「限界状況」論の「歴史的規定性」の箇所を読んで、「偶然」や「運命愛」について考える。ニーチェの「運命愛」の思想も参照する。 | 〃 |
第12回目 | ヤスパースの限界状況論④ | ヤスパースの「限界状況」論の「死」についての箇所を読んで、「生と死」について、とりわけ「隣人の死」について考える。 | 〃 |
第13回目 | ヤスパースの限界状況論⑤ | ヤスパースの「限界状況」論の「死」についての箇所を読んで、「私の死」について、とりわけ「死は実存の鏡である」ということの意味について考える。 | 〃 |
第14回目 | ヤスパースの限界状況論⑥ | ヤスパースの「限界状況」論の「死」についての箇所を読んで、「二重の死」について、とりわけ<魂の死>の問題について考える。 | 〃 |
第15回目 | 全体のまとめ | 演習Ⅰで学んだことを振り返る。 | |