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教職演習 小

科目
教職演習 小
区分
教育学科科目群
授業コード
61171
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 木/910
単位数
2単位
担当者名
相吉 靖
授業の概要
 近年の学校現場では、学級経営や各教科等に関する知識や指導技術とともに、児童や保護者、さらに同僚教職員との円滑かつ内実の伴ったコミュニケーション能力が重視されている。
 本講座では、教師に必要なスピーチの能力、ディスカッション能力、及び論作文の記述能力を高めるとともに、現今の教育課題について、教師の立場で解決の方策を探っていく。
到達目標
 教育者としての情熱と使命感をもって、教育課題の解決の方向性を探りつつ、コミュニケーション能力・スピーチの能力・ディスカッション能力、及び論作文の記述能力等実践的諸能力を身につける。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション・求められる教師像 スピーチや討論の方法、教採募集要項に見る教師像/講義と全体討論求められる教師像について、要点をまとめて話す。
第2回目
自己紹介・自己アピール文 教職志望の理由、自己のセールスポイントの整理/記述と発表自己を如何に印象づけるかを工夫して話したり書いたりする。
第3回目
児童理解とその方法 今どきの子どもの分析(自分たちの子ども時代との比較)/バズと発表テーマを理解し、積極的に討論に参加する。
第4回目
教育課題の認識 教育課題を出し合い、そのうち数点を焦点化する/KJ法広い視野に立って教育課題を見つけ、KJ法でまとめる。
第5回目
教育課題の解決策(1) 焦点化された課題について、討論で深める/パネルディスカッションパネルディスカッションの進め方を理解し、討議により解決策を探る。
第6回目
  〃  (2)   〃  /  〃各自教師の考えをもって討論し、解決の方策を探る。
第7回目
  〃  (3)   〃  /  〃おしゃべりだけで終わらないように。
第8回目
  〃  (4)  〃  /  〃各自持ち時間に注意して発言する。
第9回目
個人面接と集団面接その基本マナーと心構え/TV視聴・講義面接の基本マナーを学び、個人と集団の面接を体験する。
第10回目
設問課題の解決(1)課題図書・論文から/バズと発表与えられた教育課題について調べ、自分の考えを入れて発表する。
第11回目
  〃  (2)学校行事のもち方等与えられた課題について討論する/ディベート方式ディベート方式を理解し、テーマに基づき議論を組み立て考えを磨き合う。
第12回目
論 作 文(1)論作文記述の基本指導/講義と実習論作文を書く手順や、基本的な構文形式について理解する。
第13回目
  〃  (2)記述の実際/記述論題を理解し、具体的に記述する。
第14回目
  〃  (3)記述内容の発表と反省/発表と反省記述したものを発表し、批評し合う。
第15回目
総  括教職演習を振り返り、教職を目指す自己の課題を明確にし、対策を考える。教職への適正について考えるとともに、教採を目指し準備計画を立てる。

教科書
担当者のプリントによる。必要に応じて、その都度配布する。
参考文献
成績評価方法
授業への出席及び態度、発表や討論への意欲、論作文の記述力を評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
近年の教員採用試験では、「人物重視」「実践的指導力重視」の選考が定着している。そのため、1次試験から面接試験を導入して自己PRの時間を設けたり、教育課題について集団討論を行ったりしている。さらに、学科試験だけでは判断しにくい教員の資質・適性・指導力・教職に対する見識や熱意等を評価する論作文や模擬授業が重視されている。これらの力は、実際に、粘り強くトレーニングを重ねることによって身につくものである。
 本講座は、近年の教員採用試験の傾向も視野に入れ、教職に関わる課題を考察しながら、表現力や判断力・文章記述力等をつけるために、講義と実習を絡めて行う。

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