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人間と心理

科目
人間と心理
区分
人間学科科目群
授業コード
1102951013
開設セメスター
1S2S
曜日・時限
春 水/78春 金/12秋 火/56秋 金/12
単位数
4単位
担当者名
大竹 信子
授業の概要
心の働きに焦点をあて、人間について考察する。本講義では、科学としての心理学の立場から、実証的な方法によって見いだされた事実に基づいて、人間の心の働きと行動について多角的に探究する。生物としての「ヒト」であると共に、社会・文化的存在としての「人間」であること、情報処理システムとしての人間、感情・情動のシステムとしての人間、認知システムと情動システムの関連、さらに人間の個性とは何かなどの観点から人間について考察する。
到達目標
実証的な事実に基づいて人間について考える態度・思考の方法を身につける。講義でとりあげる基礎的概念・知識を習得し、それらを用いて人間とは何かを理解する。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
オリエンテーション 「人間と心理」を学ぶ:何をどのように学ぶか-「心の働きと行動」を科学的に理解する-実証的方法とは何か、実証的事実に基づいて考えるとはどういうことか
            
シラバスを読んでおく。
第2回目
生物としての「ヒト」 生物としての「ヒト」に生まれる:「ヒト」としての生得性-「心の働きの成立の基盤」前回の授業の内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておく。プリント資料を読んでおく。
第3回目
社会的存在としての「人間」(1) 人間の社会の中で社会的存在となる:「心の働き」を形成する他者とのかかわり(1)         〃
第4回目
社会的存在としての「人間」(2) 人間の社会の中で社会的存在となる:「心の働き」を形成する他者とのかかわり(2)         〃
第5回目
情報処理の働きからみた人間(1) 人間の情報処理:刺激の解釈としての知覚前回の授業の内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておく。プリント資料を読んでおく。
日常生活における知覚の経験では、どのような刺激の意味づけ、解釈を行っているか、自分自身の経験から例を見つけて考える。      
第6回目
情報処理の働きからみた人間(2) 人間の情報処理:経験を意味づけし再構成する記憶、個人のアイデンティティを支える記憶前回の授業の内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておく。プリント資料を読んでおく。 
自分の経験の中から、再生、または再認された記憶ともとの刺激情報のずれの例を見つけ、なぜそうなったのかを考える。
第7回目
情報処理の働きからみた人間(3) 人間の情報処理:人間は自分の心の働きを知っているか-意識的な情報処理と意識下での情報処理(知覚的防衛、サブリミナル知覚、潜在記憶など)前回の授業の内容を確認し、疑問があれば質問の形にまとめておく。プリント資料を読んでおく。
第8回目
情報処理の働きからみた人間(4)人間の情報処理:コンピュータ・人工知能と人間、人間の知性の特質       〃
第9回目
感情・情動の働きからみた人間(1)感情・情動の形成とそのしくみ       〃
第10回目
感情・情動の働きからみた人間(2)感情・情動の普遍性と文化的構成       〃
第11回目
感情・情動の働きからみた人間(3)感情・情動の機能と人間の行動における意味       〃
第12回目
認知と感情・情動認知のシステムと情動のシステムとの関連       〃
第13回目
動機の働きからみた人間(1)動機とは何か、動機の体系と動機づけ       〃
第14回目
動機の働きからみた人間(2)環境によってコントロールされるか、自己の選択によって行動するか、自己決定性と有能感      〃
第15回目
動機の働きからみた人間(3)原因帰属様式と人の生き方      〃

第16回目

社会的存在としての人間(1)他者と共に生きる:他者の心を知る        〃
第17回目
社会的存在としての人間(2)他者と共に生きる:他者とかかわり自己を知る         〃
第18回目
社会的行動からみた人間(1)攻撃性と攻撃行動のしくみ          〃
第19回目
社会的行動からみた人間(2)攻撃行動に影響する状況的要因と攻撃行動の機能          〃
第20回目
社会的行動からみた人間(3)援助行動のしくみ          〃
第21回目
社会的行動からみた人間(4)共感性・責任感と援助行動、援助行動に影響する状況的要因          〃
第22回目
社会的行動からみた人間(5)道徳性:公正と正義、責任と配慮          〃
第23回目
社会的行動からみた人間(6)文化と道徳性          〃
第24回目
人間の個性(1)個性としての能力、認知スタイル          〃
第25回目
人間の個性(2)個性としての人格(パーソナリティ)の理解の枠組          〃
第26回目
人間の個性(3)個性としての人格(パーソナリティ)の形成          〃
第27回目
人間の個性(4)個性としての対人関係のスタイル          〃
第28回目
まとめ
第29回目
第30回目

教科書
教科書は特に指定せず、適宜、資料プリントを配布する。
参考文献
講義において、適宜、紹介する。
成績評価方法
授業の出席、授業参加度(上記の授業を受けるにあたっての欄に記載されている準備を含む)、レポートおよび期末試験によって総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
レポートは指定された期日に提出すること。課されたレポートはすべて提出すること。

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