検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

ゼミ演習I

科目
ゼミ演習I
区分
国際言語文化学科科目群
授業コード
11949
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 火/56
単位数
2単位
担当者名
池田 智
授業の概要
この講座は「卒業研究」に直結する講座である。「卒業研究」を執筆するにあたってはさまざまなテーマが提出されることが予想されるが、単なる興味だけでは論文を執筆することはできないだろう。そこでこの講座ではアメリカの50年代、60年代に焦点をあて、その時代の基礎的な知識を身につけることに集中してもらう予定でいる。そのためには日本語での文献よりも多少時間がかかっても意識的努力を払わなければならない原典を講読することに集中したい。
到達目標
①第二次世界大戦後のアメリカはどのような変化を遂げたか? ②その変化がどのような文化的思潮を形成するに至ったのか? ③その結果、1950年代から60年代にどのような社会的・文化的現象が起きたのかを把握し、卒業研究のテーマを最終的には見つける。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
ゼミ・ガイダンス ゼミ長を選出する。ゼミ運営方法の解説。使用すべき辞書・事典、必読書、推薦書などの紹介。ハンドアウトの作成方法などの説明をする。
第2回目
Civil Rights and the New Frontier 1950年代半ばに始まった公民権運動の成り行き、その社会的意識、John F. Kennedyの政治姿勢と公民権運動へのかかわり方を探る。 テキストの下読みを必ずしてくること。
第3回目
同上 同上 テキストの下読みを必ずしてくること。
第4回目
同上 同上 テキストの下読みを必ずし、自らの見解を持ってくるように努力すること。
第5回目
The Great Society and the Triumph of Liberalism Kennedyが暗殺された後の政権を引き継いだLyndon B. Johnsonの政治姿勢と理想とを探る。ジョンスンが狙ったようにアメリカから貧困は消えたのだろうか? テキストの下読みをしてくること。
第6回目
同上 同上 テキストの下読みを必ずしてくること。
第7回目
同上 同上 テキストの下読みをし、かつ自らの見解を持ってくるように努力すること。
第8回目
Civil Rights Disillusionment, Race Riots, and Black PowerKing牧師の公民権運動の姿勢に反発する一群のアフリカ系アメリカ人の考えを探るとともに、公民権獲得後のアフリカ系アメリカ人はどのような社会状況に置かれるかを探る。 テキストの下読みはもちろんのことながら、Mark L. Stalveyの『ワスプ(WASP)の教育』(明石書店)を併読してもらいたい。
第9回目
同上同上同上
第10回目
The New Left and the Counterculture公民権運動に積極的にかかわる白人とは? 彼らは一体どのような立場にいたのか? カウンターカルチャーの中心にいた若者たちは一体アメリカのどの階級に属していたのか、を探る。 テキストの下読みは必ずしてくる。この時代のローマンカトリック系、ユダヤ系の若者たちはどのような立場にいたかを調べる。
第11回目
同上同上同上
第12回目
同上同上同上
第13回目
Eyes on the Prizeヴィデオを見ながら、時代思潮を視覚的に捉える。
第14回目
同上同上
第15回目
まとめ50年代から60年代を総括する。

教科書
Norton, M. et al. 2001. "A People and A Nation". Boston: Houghton Mifflin.からの抜粋。
参考文献
池田 智監修『英和アメリカ史基本用語辞典』(アルク)
Duchak, A. 2000. "A-Z of Modern America". London: Routledge.Hamilton, Neil A. 1997. "The ABC-CLIO Companion to The 1960s Counterculture in America". Santa-Barbara: ABC-Clio.Dudley, William. 2000. "The 1960s". San Diego: Greenhaven Press.D・ハルバースタム(金子宣子訳)『ザ・フィフティーズ』(新潮社),トッド・ギトリン『60年代のアメリカ――希望と怒りの日々』(彩流社),マーク・L・ストールヴィ(池田 智訳)『ワスプ(wasp)の教育――人種・宗教・女性差別への挑戦』(明石書店) その他、授業中に推薦する。
成績評価方法
自主的発表+ハンドアウトによる。
そのほか受講者への指示/メッセージ
欠席はしない。やもうえず欠席しなければならない場合にはゼミ長に連絡する。
自分が担当するところはもちろん、ゼミ仲間が担当する箇所についても下読みを必ずし、発言する努力をする。

検索トップページ担当別50音一覧