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公民科指導法II

科目
公民科指導法II
区分
教育学科科目群
授業コード
61134
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
新井 徹夫
授業の概要
2001年9月11日、米国での同時多発テロによって、国際社会は大きな衝撃を受けた。そうした中で、日本の果たすことができる役割は何かが問われている。このことを踏まえて、現在、我が国の公民科教育に課せられた実践的課題を追求したい。公民科教育の役割、公民科カリキュラムの内容と構造を考察し、教科の趣旨を生かす学習指導計画の作成及び学習指導法を具体的に検討する。公民科「現代社会」「倫理」「政治・経済」の授業実践を主体に展開したい。
到達目標
近い将来、高等学校公民科の教師になるための実践的課題に積極的に取り組み、公民科カリキュラム開発能力と実践的指導力を身につける。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
公民教育の理論 公民教育の意義、公民教育の目的、「公民としての資質」「日本国憲法」「教育基本法」「世界人権宣言」「児童の権利に関する条約」「学習指導要領」再読
第2回目
公民教育の歴史 欧米の公民教育、我が国の公民教育コンドルセ「フランス革命期の公教育論」「福沢諭吉教育論集」春山作樹「公民教育」再読
第3回目
公民科の目標 学習指導要領の変遷、目標と教科構造これまでの学習指導要領の数次の改訂を簡潔にまとめておく
第4回目
公民科学習指導と評価 学習指導の形態、学習資料の活用、学習指導と評価テキスト「公民科指導資料」全般について、サブノートを活用し再度学習しておく
第5回目
公民科のカリキュラム 「現代社会」の目標と内容構成、学習指導案作成テキスト「指導要領解説」pp.10~40復習、単元を任意に選んで指導案作成
第6回目
「倫理」の目標と内容構成、学習指導案作成テキスト「指導要領解説」pp.41~75復習、単元を任意に選んで指導案作成
第7回目
「政治・経済」の目標と内容構成、学習指導案作成テキスト「指導要領解説」pp.76~115復習、単元を任意に選んで指導案作成
第8回目
学習指導計画の検討「現代社会」「倫理」「政治・経済」学習指導案の検討自他の学習指導案を事前に比較検討して、改善すべき点を明記
第9回目
公民科の授業実践(模擬授業)「現代社会」授業研究I、授業実践の展開I「地球環境問題」「資源・エネルギー問題」等の学習指導案作成
第10回目
「倫理」授業研究I、授業実践の展開I「家族・地域社会」「宗教と人生」等の学習指導案を事前に作成
第11回目
「政治・経済」授業研究I、授業実践の展開I「民主政治の基本原理と日本国憲法」を中心とした学習指導案作成
第12回目
「現代社会」授業研究II、授業実践の展開II「国際社会の動向と日本の果たすべき役割」を中心とした学習指導案作成
第13回目
「倫理」授業研究II、授業実践の展開II「現代に生きる人間の倫理」「多文化主義」等の学習指導案の作成
第14回目
「政治・経済」授業研究II、授業実践の展開II「国際平和と人類の福祉」「公共性の再構築」等の学習指導案の作成
第15回目
総括「地球市民」の公民教育のまとめ、総合評価 人権感覚や社会認識の育成と主体的な社会参加意識を育てるためには

教科書
文部省『高等学校学習指導要領』(平成11年版)(財務省印刷局)
文部省『高等学校学習指導要領解説 公民編』(実教出版)
文部省『高等学校公民指導資料―指導計画の作成と学習指導の工夫―』(海文堂出版)
文部科学省検定済教科書 高等学校公民科用『現代社会』(三省堂)
その他、授業時に随時プリント配布
参考文献
『公民科教育法』長谷川義縁・新井徹夫著(玉川大学通信教育部)
『社会・地歴・公民科教育法』臼井嘉一・柴田義松編著(学文社)
『近代日本の公民教育』松野修著(名古屋大学出版会)
『公民科「倫理」「現代社会」教材化の研究』東京都高等学校倫理・社会研究会編(東京書籍)
成績評価方法
授業実践(模擬授業)60%、レポート40%
そのほか受講者への指示/メッセージ
購読新聞の社説、国際、政治、経済、社会、教育に関する記事の「スクラップ・ノート」作成を期待したい

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