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現代社会とコミュニケーション

科目
現代社会とコミュニケーション
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
1255852547
開設セメスター
3S2S
曜日・時限
春 木/34秋 木/34
単位数
4単位
担当者名
大内 博
授業の概要
人間は社会的な存在であるがゆえにコミュニケーションなしでは存在することはできない。あらゆる社会的な状況の中でコミュニケーションは行われるが、常にその根源として存在するのは「自己」「我」である。この講座では、コミュニケーションの発信源である「我」を見つめ、探究する。「ガン告知」「いじめ」「リストカット」などの社会状況も考察の対象にする。
到達目標
自己についてのさまざまな角度からの考察により、言語的にも、非言語的にも、それぞれが自信をもって効果的なコミュニケーションをはかるための能力を身につける。
授業計画
テーマ
内容
授業を受けるにあたって
第1回目
コミュニケーションの定義 自己開示テストを行い、コミュニケーションと我の関係について省察する。この授業に対する希望などについて受講生に書いてもらう。自分を見つめる気持ちを持つことが大切。
第2回目
コミュニケーションの理論 コミュニケーションに関する専門家の理論を紹介し、受講生にも日常生活を観察してコミュニケーションのモデルを書いてもらう。展望を持つ。
第3回目
対人コミュニケーション 映画『ペイフォワード』を鑑賞する。いじめ、ゆるしについて考える。『奇跡についてのコース』の紹介。自分の角度を見つける。
第4回目
『ペイフォワード』に見る「ゆるし」の問題について ゆるしの問題についての考察。受講生に『ペイフォワード』についてコミュニケーションの観点から感想を書いてもらう。自分の体験と照らし合わせる。
第5回目
いじめの問題 いじめについての一般的な考察をコミュニケーションの観点からプレゼンし、受講生の意見・体験を書いてもらう。自己観察。
第6回目
ガン告知 「ガン告知」が提示するコミュニケーションの問題を、「生きる』とはどういうことか、「死ぬ」ということは何を意味するのかについて考察する。死についての考察。
第7回目
ガン告知 「ガン告知」における日米比較および事例研究。受講生は考察し、体験なども含めて感想を書いてもらう。人生観の比較。
第8回目
リストカット「リストカット」という深刻な社会現象を取り上げ、コミュニケーションの側面から考察する。自己省察。
第9回目
ひきこもり「ひこもり」という社会的な現象について考察する。ここでもまた、「我」と社会の関係を考える。正直に考えるということ。
第10回目
家族崩壊・学級崩壊現在の社会に蔓延する「崩壊現象」の根底にあるのは、自らを表現すること、さらには、自己把握・自己理解・自己の存在確認の喪失があるのではないか。受講生と共に考察する。自己省察。
第11回目
解決策の提示ソクラテスは「汝、自身を知れ」と言い続けたが、コミュニケーションの根源たる「我」について考える。コナン・ドイルの『人類へのスーパーメッセージ』の引用。人生の意味について考察する。
第12回目
VIRTUES PROJECTヴァーチューズ・プロジェクトは国連によって「多民族融合のためのモデルプラン」として指定されている教育プログラムである。このモデルを受講生に説明し、体験してもらう。自己省察。
第13回目
言葉と文化サピア・ウオーフの仮説を基に、コミュニケーションにおける言葉の質の重要性について考察する。言葉の観察。
第14回目
異文化コミュニケーション文化表現変形規則を通して日米のコミュニケーションのスタイルの比較を行う。言葉の観察。
第15回目
課題説明いじめ、ガンの告知、ひきこもり、学級崩壊、リストカットなど、現代社会が直面する状況において、「あなたはこのような問題に直面したときに、自らをどのように表現しますか?」という問いについて受講生に考えてもらう。自己表現の機会。

教科書
なし。
参考文献
A Course in Miracles, Virtues Project, 『コナン・ドイル、人類へのスーパーメッセージ』
成績評価方法
学期間中、および期末に提出するレポートと、出席状況によって評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
コミュニケーションという窓を通じて、「自分とは何か」「自己を表現するとはどういうことか」を探究します。受講生に深く考えてもらうことがこの授業の重要なポイントになります。

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