授業計画 | テーマ | 内容 | 授業を受けるにあたって |
第1回目 | コミュニケーションの定義 | 自己開示テストを行い、コミュニケーションと我の関係について省察する。この授業に対する希望などについて受講生に書いてもらう。 | 自分を見つめる気持ちを持つことが大切。 |
第2回目 | コミュニケーションの理論 | コミュニケーションに関する専門家の理論を紹介し、受講生にも日常生活を観察してコミュニケーションのモデルを書いてもらう。 | 展望を持つ。 |
第3回目 | 対人コミュニケーション | 映画『ペイフォワード』を鑑賞する。いじめ、ゆるしについて考える。『奇跡についてのコース』の紹介。 | 自分の角度を見つける。 |
第4回目 | 『ペイフォワード』に見る「ゆるし」の問題について | ゆるしの問題についての考察。受講生に『ペイフォワード』についてコミュニケーションの観点から感想を書いてもらう。 | 自分の体験と照らし合わせる。 |
第5回目 | いじめの問題 | いじめについての一般的な考察をコミュニケーションの観点からプレゼンし、受講生の意見・体験を書いてもらう。 | 自己観察。 |
第6回目 | ガン告知 | 「ガン告知」が提示するコミュニケーションの問題を、「生きる』とはどういうことか、「死ぬ」ということは何を意味するのかについて考察する。 | 死についての考察。 |
第7回目 | ガン告知 | 「ガン告知」における日米比較および事例研究。受講生は考察し、体験なども含めて感想を書いてもらう。 | 人生観の比較。 |
第8回目 | リストカット | 「リストカット」という深刻な社会現象を取り上げ、コミュニケーションの側面から考察する。 | 自己省察。 |
第9回目 | ひきこもり | 「ひこもり」という社会的な現象について考察する。ここでもまた、「我」と社会の関係を考える。 | 正直に考えるということ。 |
第10回目 | 家族崩壊・学級崩壊 | 現在の社会に蔓延する「崩壊現象」の根底にあるのは、自らを表現すること、さらには、自己把握・自己理解・自己の存在確認の喪失があるのではないか。受講生と共に考察する。 | 自己省察。 |
第11回目 | 解決策の提示 | ソクラテスは「汝、自身を知れ」と言い続けたが、コミュニケーションの根源たる「我」について考える。コナン・ドイルの『人類へのスーパーメッセージ』の引用。 | 人生の意味について考察する。 |
第12回目 | VIRTUES PROJECT | ヴァーチューズ・プロジェクトは国連によって「多民族融合のためのモデルプラン」として指定されている教育プログラムである。このモデルを受講生に説明し、体験してもらう。 | 自己省察。 |
第13回目 | 言葉と文化 | サピア・ウオーフの仮説を基に、コミュニケーションにおける言葉の質の重要性について考察する。 | 言葉の観察。 |
第14回目 | 異文化コミュニケーション | 文化表現変形規則を通して日米のコミュニケーションのスタイルの比較を行う。 | 言葉の観察。 |
第15回目 | 課題説明 | いじめ、ガンの告知、ひきこもり、学級崩壊、リストカットなど、現代社会が直面する状況において、「あなたはこのような問題に直面したときに、自らをどのように表現しますか?」という問いについて受講生に考えてもらう。 | 自己表現の機会。 |