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日本文学

科 目
日本文学
区 分
コアII科目群
授業コード
59124
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/78
単位数
2単位
担当者名
渡邉 正彦
授業の概要
ある一人の作家の作品を系統立てて読むことにより、単発で作品を読んでいるだけでは見えてこなかった作家の全体像を描き出すことを本講では目的とする。ここでは芥川龍之介の作品群を読み進めていきたい。方法としては、彼の作品の中から古典作品を題材とするものを取り上げて原典と対照し、それに付け加えられた、あるいは削られた部分に、作品を執筆する上での彼の問題意識の所在を求めていくことが中心となる。
到達目標
作家論という文学へのアプローチの方法を理解し、それを実践することができること。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
当代の文壇状況歴史小説を書くことの特殊性について
第2回目
「羅生門」 (1)典拠の読解
第3回目
「羅生門」 (2)肉食鳥の目
第4回目
「羅生門」 (3)下人の行方
第5回目
「鼻」 (1)典拠の読解
第6回目
「鼻」 (2)傍観者の利己主義
第7回目
「芋粥」(1)ゴーゴリ「外套」との比較
第8回目
「芋粥」 (2)「今昔物語」との比較
第9回目
「芋粥」 (3)失われた愛
第10回目
「戯作三昧」(1)曲亭馬琴について
第11回目
「戯作三昧」 (2)芸術の中の人生
第12回目
「地獄変」(1)典拠との比較
第13回目
「地獄変」 (2)芸術至上主義
第14回目
第15回目

使用テキスト
『芥川龍之介全集Ⅰ・Ⅱ』ちくま文庫
参考文献
『三好行雄著作集第三巻 芥川龍之介論』筑摩書房
成績評価方法
授業への参加度とレポート(複数回)とを総合して判断する。
更新日:02/11/2003

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