検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

哲学

科 目
哲学
区 分
コアII科目群
授業コード
19113
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 水/12
単位数
2単位
担当者名
中川 明博
授業の概要
古くて新しい哲学の問いの中から、道徳の基礎をめぐる問題を受講者と共に考えていく。まずプラトンの対話篇に出てくる「不正を行ないながら幸福でいられるか」という問いからはじめる。ニーチェも影響を受けたとされる有名な問題である。次に「他人に迷惑をかけなければ何をしてもいいか」という問題を取り上げ、J.S.ミルの「他者危害の原理」の是非について考える。学期を通じて「不正を行なっても自分が幸福だと思えればそれでいい」といった見解にどこまで批判的に踏み込めるか探っていきたい。
到達目標
善く生きるということについて哲学者たちがどのように考えたのかを知り、自分自身の問題としてこれを考え抜くこと。同時に、哲学的に議論することの意義を理解すること。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
この授業の概要この授業で扱うテーマと授業の進め方について
第2回目
「幸福な不正者」問題(1)テキストを読む
第3回目
「幸福な不正者」問題(2)テキストを読む
第4回目
「幸福な不正者」問題(3)不正をなすことは醜いか?
第5回目
「幸福な不正者」問題(4)不正と苦痛
第6回目
「幸福な不正者」問題(5)不正と害悪
第7回目
「幸福な不正者」問題(6)裁かれない不正者は幸福か?
第8回目
「幸福な不正者」問題(7)快苦と善悪
第9回目
「他者危害原理」(1)政治的自由と社会的自由
第10回目
「他者危害原理」(2)個性の尊重という観点の是非
第11回目
「他者危害原理」(3)愚行と危害
第12回目
「他者危害原理」(4)利害とは何か?
第13回目
「他者危害原理」(5)他者危害原理の是非
第14回目
「他者危害原理」(6)他者への危害と自己への毀損
第15回目
まとめと展望

使用テキスト
プリントを配布する。
参考文献
授業中に適宜指示する。
成績評価方法
2回提出してもらうレポート、授業への姿勢、出席状況などから総合的に評価する。
更新日:02/13/2003

検索トップページ担当別50音一覧