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文章表現A

科 目
文章表現A
区 分
コアII科目群
授業コード
19123
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 木/34
単位数
2単位
担当者名
中村 聡
授業の概要
大学生ともなると、自分の思考や研究の過程・成果を文章化することが要求されるようになる。そこには、小学校以来学習してきた「自由作文」や「読書感想文」などとは異なった思考方法と論文作成技術が必要になってくる。本講では、主にリポート・学術論文の作成方法を、実際に文章を作成しながら学んでいきたい。
到達目標
自分の思考方法を知る・文章化の方法を知る・実際に文章を作成する
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
序論文章を書くという作業
第2回目
論文・リポートの書き方述べたいことの中心を決める
キイ・ポイント
問題意識
内容の中心
結論
キイ・フレーズ
キャッチコピーを作る
第3回目
論文・リポートの書き方私が、君に、訴える
本歌取り
キイ・ワード
つなぎ
中心
キイ・パースン
目次を作る
第4回目
論文・リポートの書き方章を立てる
節を立てる
項目を立てる
短文を書く
小論文
小論文とは何か
対立する論点の設定
第5回目
論文・リポートの書き方論拠を明確に
企画文
セールス・ポイントをフレーズ化する
数量化・定量化する
見本をつける
報告文
結論をまず書こう
第6回目
論文・リポートの書き方論拠と材料は的確に
指針を必ず書く
知的道具としての文章
文章は自己表現の最良の手段である
報告文のような無性格な文章でこそ、自分の特徴を生かそう
なぜ若い子は、手紙やコンパの案内文が上手いのか
定番の文章を書くのは難しい
第7回目
論文・リポートの書き方内容で差をつけよう
参考文献・資料・データを調べよう
両極端の結論をシュミレーションしてみよう
否定文は書きやすい。可能な限り、肯定文にしよう
表現で差をつけよう
簡潔・明瞭であればあるほどいい
表現に重みがあると、ウンといい
訴える対象に合わせて、表現を選ぼう
第8回目
文章作法総論「クギ」は「設計図」の飛躍のために打たれる
人間は言葉でできている
誰でも文章は書ける
悪文はない
良文は存在する
自分のフォームを確立
第9回目
文章作法各論「着せ替え人形」でない文を書くために
誰が書いているのか
主語なし文の悲惨
受身多用-れるれる地獄
窒息長文は分割せよ
ギックリ腰型の治療
一文一殺の精神
第10回目
文章作法各論何を書きたいのか
代名詞多用-こそあど地獄
接続詞多用(1)-そしてそして地獄
接続詞多用(2)-またまた地獄
直喩多用(1)-ようなような地獄
直喩多用(2)-「ような」の誘惑
言い切る勇気-ということ地獄
第11回目
文章作法各論削除する勇気
どう書きたいのか
5W1H-新聞記事体の習得
無味無臭との闘争
味わいは天賦の才か
考えてできること、できないこと
てにをは侮るなかれ(1)
第12回目
文章作法各論 てにをは侮るなかれ(2)
体言止め地獄
語尾は工夫の宝庫
クローン文体からの脱出
署名された文体の獲得
誰にでもできる文章上達法
書き慣れるということ
第13回目
文章作法各論継続して書く
一気に書く
守備枚数の把握
書く恍惚を体験
行き詰ったら寝転べ
贅沢に時間を使う
眠りの時間
第14回目
文章作法各論忘れることが前提
メモ魔の勝利
よく書く人はよく読む
第一の読者は自分
批評眼が文章を磨く
第15回目
まとめ知的生産者になるために

使用テキスト
『論文・リポートはどう書くか』鷲田小彌太・廣瀬誠(日本実業出版社)
参考文献
『考える技術・書く技術』板坂元(講談社現代新書)
成績評価方法
リポート(数回)50% 授業参加意欲50%
更新日:01/14/2003

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