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芸術解釈と批評A

科 目
芸術解釈と批評A
区 分
教養科発展科目群
授業コード
1930459312
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 水/12秋 水/56
単位数
2単位
担当者名
西山 重德
授業の概要
批評は解釈の延長上にある行為なので、重要なのは解釈の方法である。解釈という行為は、心理学的次元では、我々が目覚めているあいだ、絶えず行っていることではあるが、この授業における解釈とは、他者と共有し得る解釈であり、それ故、解釈の内容が他者に対する表現と説得力を持つものでなければならない。この授業では、解釈の方法と、その結果をどのように表現するかを学ぶ。ただし、授業の前半部分では、解釈の準備段階として欠くことのできない作品制作の技法についての知識のために数回の授業を当てる。つまり、作品の性質は技法とどのように関わっているか、という問いに一応の答を与えようとするものである。
到達目標
この授業では学生が自ら選んだレポート課題を授業期間を通して最終的な提出に至るまで継続的に完成させて行くことが求められている。その間、一回の中間発表と数度のメールによる草稿の提出とによって指導を受けることが義務付けられる。授業の講義内容の理解がレポートに反映されているかどうかは、評価の重要ポイントとなる。すなわち、授業によって美術作品の見方、解釈の方法についての新しい手懸りを手に入れたかどうかが重要視される。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
授業への導入授業の進め方、参考文献、および、資料文献検索法
解釈、および批評とは何か
第2回目
技法論①油彩画
第3回目
技法論②フレスコ
第4回目
技法論③彫刻
第5回目
技法論④版画
技法論⑤建築
第6回目
作品の記述
第7回目
制作者と作品
第8回目
中間発表
第9回目
作品の解釈と美術史美術史の諸理論、鑑定
第10回目
図像の形と意味①図像学
第11回目
図像の形と意味②図像解釈学
第12回目
作品解釈の心理学的問題
第13回目
作品解釈の多様なコンテクスト①ヤン・ファン・エイク「アルノルフィーニ夫妻の肖像」
第14回目
作品解釈の多様なコンテクスト①集中式平面図の聖堂
第15回目
作品解釈の多様なコンテクスト②ジョルジョーネ「嵐」

使用テキスト
使用しない。
参考文献
授業の全般に関わる参考文献は、最初の講義時に指示する。個々のテーマに関わるものは、講義の過程で適宜示す。
成績評価方法
レポートによって評価する(「到達目標」の欄を参照)。
更新日:02/07/2003

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