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都市と文学

科 目
都市と文学
区 分
教養科導入科目群
授業コード
19211
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 木/34
単位数
2単位
担当者名
渡邉 正彦
授業の概要
小説には、作品の中の人間関係<図>とそれらが映し出される社会背景<地>とが、織り合わされている。本講では<地>、中でも作品の舞台空間としての都市と作品との関連性について考察し、従来の<図>中心の読解では明かすことのできなかった新たな読みの可能性を追求していくことを目的とする。また、作品の舞台となった場所を実地に訪問し、講義内容に関する考察を深めていきたい。
到達目標
作品の〈地〉に着目して読む方法について理解すると同時に、それと作品との具体的な関連について自分で考察することができること。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
都市空間と文学その関係性について
第2回目
「雁」 (1)明治の女性を取り囲む制度について(1)
第3回目
「雁」 (2)明治の女性を取り囲む制度について(2)
第4回目
「雁」 (3)女性と婚姻制度(1)
第5回目
「雁」 (4)女性と婚姻制度(2)
第6回目
「雁」 (5)女性と教育(1)
第7回目
「雁」 (6)女性と教育(2)
第8回目
「雁」 (7)明治期の女性に関するまとめ
第9回目
「三四郎」 (1)大学生像の変遷
第10回目
「三四郎」 (2)自立する女
第11回目
「深い河」 (1)心象風景としての都市
第12回目
「深い河」 (2)「深い河」とは何か
第13回目
象徴としての都市空間
第14回目
第15回目

使用テキスト
森鴎外『雁』新潮文庫 夏目漱石『三四郎』岩波文庫
遠藤周作『深い河』 講談社文庫
参考文献
前田愛『文学の街』小学館
前田愛『都市空間の中の文学』筑摩書房
成績評価方法
二回のレポートを総合して判断する。
更新日:02/11/2003

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