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発達心理学

科 目
発達心理学
区 分
教養科発展科目群
授業コード
1970359701
開設セメスター
3S4S
曜日・時限
春 水/56秋 火/78
単位数
2単位
担当者名
小林 亮
授業の概要
      誕生から死に至るまで、私たち人間の一生は、発達と学習の連続です。こうした「生涯発達」モデルを基本的視座に、この授業では人の発達の諸相を、乳幼児期・児童期・青年期といったタテの軸と、認知的発達、感情の発達、社会的発達といったヨコの軸の両面から考察してゆきます。また、人をとりまく「環境」としての社会や文化が、個人の発達にいかに大きな影響を与えているかに注目しながら、現代社会における「発達」とは何かをいっしょに考えてゆきたいと思います。
到達目標
      重要な発達理論(ピアジェ、エリクソン、ヴィゴツキーなど)についての基礎知識を獲得し、されに基づいて心のさまざまな領域における発達の基本的メカニズムを理解すること。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
      発達とは何か
            発達のとらえ方、人間観としての生涯発達モデル
第2回目
      発達の基本原理
            発達の時期区分、獲得と喪失、分化と統合、一貫性と変化
第3回目
      胎児期と新生児期
            「発達」はいつ始まるか、胎児や新生児は何を学んでいるか
第4回目
      乳幼児の発達I
            母子愛着(アタッチメント)、乳幼児の情緒と知覚
第5回目
      乳幼児の発達II
            乳幼児における言語と認知の発達
第6回目
      児童期の発達I
            子どもと遊び、言語・知識の発達と知能
第7回目
      児童期の発達II
            児童の仲間関係と社会性の発達
第8回目
      思春期
            「第二の誕生」、自己と性のめばえ、性役割の問題
第9回目
      青年期の発達I
            青年期における認知的発達、理論的思考と想像力
第10回目
      青年期の発達II
            青年期におけるアイデンティティの形成と社会的役割
第11回目
      青年期の諸問題
            なぜ「大人」になれないか、青年の不適応行動と病理
第12回目
      成人期~の移行
            家庭生活と職業生活の意味と最近の動向
第13回目
      老年期と死
            高齢化社会における老年期のあり方、「生きがい」の問題
第14回目
      発達と文化
            発達における文化の影響、人間の多様性と共通性
第15回目
      授業のまとめ
            総括と議論

使用テキスト
『発達心理学への招待』柏木惠子、古澤頼雄、宮下孝広、ミネルヴァ書房、2500円。その他、授業中に随時、プリントを配布します。
参考文献
『発達心理学入門I』武藤隆、高橋惠子、田島信元(編)、東京大学出版、2400円。その他、授業中に適宜、紹介してゆきます。
成績評価方法
出席率75%以上が評価のための必要条件です。筆記試験50%、レポート50%で総合評価します。
更新日:

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