授業の概要 | 炭水化物、脂質およびタンパク質は腸管内で消化吸収されるが、その吸収機構は各栄養素で異なり、他成分の影響もあって複雑である。吸収後、炭水化物や脂質はエネルギーとして消費されるが、グリコーゲンや体脂肪として組織に蓄積される。体内におけるこれら栄養素の合成と分解は、代謝生成物やホルモンなどによって調節され、恒常性を維持している。タンパク質やアミノ酸は、エネルギー源のほかに体の構築、代謝調節、免疫作用などの面で重要な役割を果たしている。また、食物繊維は直接栄養素とは関係ないが、生理的に重要であり、食物を中心としたこれらの成分について理解を深める。 |