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生物学B

科 目
生物学B
区 分
生物資源学科科目群
授業コード
1301113308
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 火/12
単位数
2単位
担当者名
佐々木 正己
授業の概要
生物学の基本事項を重視しつつ、なるべく型にはまらず、実物観察や最新のトピックスなどを織り込みながら講義したい。植物を題材とした生物学Aが同時進行で進められるので、本講では主として動物を題材とする。ミクロ(DNA)とマクロ(地球生態系)を対局とする軸と、基本原理から多様性を結ぶ軸の2軸を意識して考えたい。
到達目標
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
生物学への招待熱帯雨林と極地の体験比較ほか(ビデオおよびスライド)
第2回目
生物学の現状生物学の構成と応用分野。階層性と多様性。ゲノムサイエンスとバイオインフォマティックス。動物バイオテクノロジーの最前線
第3回目
生物の起源と進化、多様性DNA,RNA,タンパク質ワールド。ワトソン・クリックのDNAモデルとその意義。進化の動因としての生存競争と共生。植物と動物はどこが違うか?
第4回目
野外授業実物観察で考えることの重要性("Study Nature,Not Books")(雨天の場合は次回と入れ替え)
第5回目
生体物質の構成とその基本機能DNA,RNA,ATP,酵素タンパク質、高次構造
第6回目
細胞内の基本的な構造と機能細胞内の分業。遺伝子は常時発現している。その基本的な制御メカニズム
第7回目
動物の発生、分化とその制御受精と性の意義。ホメオボックス遺伝子。クローン動物とES細胞、発生を研究する方法の今昔
第8回目
動物の体内時計、時間生物学天体の運行への適応。発振メカニズム。動物における時計機能の集約化。リズモスタシス。医学への広がり
第9回目
ホルモンによる代謝と行動の調節細胞間コミュニケーションの諸相、ホメオスタシスの調節。動機づけや行動の調節
第10回目
動物行動の神経機構外界情報の入力から行動出力まで
第11回目
動物の情報処理能力と脳の進化C.エレガンスやヒドラの神経系からヒトの脳まで。脳の発達に及ぼす経験の重要性。記憶の実態とは?
第12回目
動物の社会的行動とその進化ミツバチ、サル、ヒト社会の比較論。生殖カストと兵隊カスト。社会生理学
第13回目
化学情報を介した動物、植物,微生物間の相互作用系フェロモン、カイロモン、アレロケミックス。異種間の共生と寄生
第14回目
自然生態系vs農生態系地球の物質生産能力。人口問題。物質循環と環境汚染。保全と資源管理
第15回目
世界の生物学研究事情スライドによる大学・研究所紹介,生物学におけるインターネット利用法

使用テキスト
図説応用生物学の基礎/大島海一ほか編/講談社サイエンティフィク/随時プリントを配布
参考文献
授業中に随時紹介
成績評価方法
70%が試験、小試験その他が30%程度

更新日:02/14/2003

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