授業計画 | テーマ | 内 容 |
第1回目 | 生物学への招待 | 熱帯雨林と極地の体験比較ほか(ビデオおよびスライド) |
第2回目 | 生物学の現状 | 生物学の構成と応用分野。階層性と多様性。ゲノムサイエンスとバイオインフォマティックス。動物バイオテクノロジーの最前線 |
第3回目 | 生物の起源と進化、多様性 | DNA,RNA,タンパク質ワールド。ワトソン・クリックのDNAモデルとその意義。進化の動因としての生存競争と共生。植物と動物はどこが違うか? |
第4回目 | 野外授業 | 実物観察で考えることの重要性("Study Nature,Not Books")(雨天の場合は次回と入れ替え) |
第5回目 | 生体物質の構成とその基本機能 | DNA,RNA,ATP,酵素タンパク質、高次構造 |
第6回目 | 細胞内の基本的な構造と機能 | 細胞内の分業。遺伝子は常時発現している。その基本的な制御メカニズム |
第7回目 | 動物の発生、分化とその制御 | 受精と性の意義。ホメオボックス遺伝子。クローン動物とES細胞、発生を研究する方法の今昔 |
第8回目 | 動物の体内時計、時間生物学 | 天体の運行への適応。発振メカニズム。動物における時計機能の集約化。リズモスタシス。医学への広がり |
第9回目 | ホルモンによる代謝と行動の調節 | 細胞間コミュニケーションの諸相、ホメオスタシスの調節。動機づけや行動の調節 |
第10回目 | 動物行動の神経機構 | 外界情報の入力から行動出力まで |
第11回目 | 動物の情報処理能力と脳の進化 | C.エレガンスやヒドラの神経系からヒトの脳まで。脳の発達に及ぼす経験の重要性。記憶の実態とは? |
第12回目 | 動物の社会的行動とその進化 | ミツバチ、サル、ヒト社会の比較論。生殖カストと兵隊カスト。社会生理学 |
第13回目 | 化学情報を介した動物、植物,微生物間の相互作用系 | フェロモン、カイロモン、アレロケミックス。異種間の共生と寄生 |
第14回目 | 自然生態系vs農生態系 | 地球の物質生産能力。人口問題。物質循環と環境汚染。保全と資源管理 |
第15回目 | 世界の生物学研究事情 | スライドによる大学・研究所紹介,生物学におけるインターネット利用法 |