検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

畜産学

科 目
畜産学
区 分
生物資源学科科目群
授業コード
1300613304
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 月/12
単位数
2単位
担当者名
谷本 亮
授業の概要
家畜の生産する様々な畜産物の利用は、単なる食料利用に留まらず、工業製品や医療・医薬にまで及び、人間の生活に欠かせないものとなっている。本講義では、家畜の起源から家畜の特徴、品種、畜産物の特性と有用性、繁殖生理、繁殖技術、育種の考え方と理論、家畜の栄養と飼料、さらには、近年、畜産業を取り巻く環境問題や家畜福祉の問題などを広く論ずる。
到達目標
畜産学が多くの学問分野から成り立つ総合科学であることを認識し、物質生産における動物としての家畜の生物学的側面と人為的干渉の関係、さらには、ヒトの利用する側としての理性的、倫理的な対応を理解することで「畜産」の全体像を知ることを目標とする。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
畜産と家畜畜産業と畜産学。家畜の定義と野生動物の家畜化。
第2回目
日本の畜産日本における畜産業の発達過程とその形態的特長。
第3回目
家畜の品種家畜の分類と利用目的に応じた能力的特長。
第4回目
畜産物の生産と利用乳・肉・卵・皮革・毛などの性状と有用性。
第5回目
家畜の繁殖Ⅰ性ホルモンと性周期。配偶子の発生と成熟。受精、着床、妊娠と分娩。
第6回目
家畜の繁殖Ⅱ繁殖の人為的支配。人工授精からクローン技術へ。
第7回目
家畜の育種家畜育種の考え方と理論、その応用。
第8回目
家畜の栄養家畜に必要な栄養素とバランス。摂取した栄養素の消化と吸収。
第9回目
家畜の飼料飼料の種類と特性およびその評価。
第10回目
草地と放牧草地の特色と放牧の意義。牧草の種類と飼料としての価値。
第11回目
家畜の管理家畜を取り巻く温熱、光、湿度などの様々な環境とその人為的制御。
第12回目
畜産と環境家畜のもたらす環境問題とその対策。
第13回目
動物と人間の共生動物と人間の関係。動物との共生の理念。
第14回目
家畜福祉動物の権利と家畜を取り扱う上での問題。
第15回目
畜産の近未来食としての畜産物の考え方。新技術の開発と発展の方向。

使用テキスト
最新畜産学/水間 豊/朝倉書店
参考文献
動物生産学概論/会田勝美ほか/文永堂
新版畜産学/森田琢磨ほか/文永堂
畜産の近未来/水間 豊/川島書店
野生動物の家畜化と改良/鈴木達行/養賢堂
成績評価方法
定期試験と小テスト

更新日:02/12/2003

検索トップページ担当別50音一覧