検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

有機化学III

科 目
有機化学III
区 分
応用生物化学科科目群
授業コード
1355553538
開設セメスター
5S4S
曜日・時限
春 木/67秋 金/34
単位数
2単位
担当者名
若林 攻
授業の概要
有機化学Iおよび有機化学IIで有機化学の基礎的知識を修得し、農芸化学の専門過程に進級してさらに勉強を進めていく学生に対して、それぞれの専門分野で必要となる有機化学的知識の蓄積と理解を深める。この授業では、生物化学と特に深い関係のある生体分子(炭水化物、脂質、アミノ酸とタンパク質、核酸)の構造論・反応論に重点が置かれる。機能論については、同または後のセメスターで開講される生物化学IおよびIIで詳しく講義される。
到達目標
有機化学IおよびIIで炭素原子から有機化合物全般にわたる物質の性質、構造を理解したが、有機化学IIIでは主に生物が関係する有機化合物の機能と構造を理解する。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
アミン類脂肪族・芳香族アミン(構造、塩基性度、合成、反応)
第2回目
フェノール類フェノール(構造、酸性度、合成、反応)
第3回目
炭水化物の化学糖質の立体配座と立体化学(Fischer投影式とHaworth投影式)
第4回目
糖質(二糖類および多糖類)
第5回目
脂質の化学脂肪と油(構造、立体化学、生合成)
第6回目
脂質(リン脂質、プロスタグランジン、テルペン、ステロイド)
第7回目
アミノ酸とタンパク質の化学アミノ酸(構造、等電点、R,Sアミノ酸分割)
第8回目
ペプチド(構造決定と配列、ペプチド合成)
第9回目
タンパク質と酵素
第10回目
複素環と核酸の化学五員環および六員環複素環化合物
第11回目
ヌクレオチド(塩基、ヌクレオチド、(デオキシ)リボ核酸)
第12回目
核酸(DNAの配列決定、DNAおよびRNAの構造と(生)合成)
第13回目
物質代謝の化学異化作用マップ(β酸化、解糖、アセチルCoA、TCAサイクル)
第14回目
同化作用マップ(脂肪酸の同化、糖新生)
第15回目
分子軌道法と有機電子論分子軌道と電子密度による有機化学反応の理解

使用テキスト
Organic Chemistry 5/J. McMurry 〈訳本:第3巻〉
参考文献
J. McMurry:“Organic Chemistry”,5th Edition,Brooks/Cole Publishing Company,New York,2000
成績評価方法
定期試験と授業時における理解度

更新日:02/26/2003

検索トップページ担当別50音一覧