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担当別５０音一覧

科 目	遺伝学	区 分	生物資源学科科目群
授業コード	53032、53324	開設セメスター	2S
曜日・時限	秋　金/78	単位数	2単位
担当者名	露木　美英

授業の概要

近年の分子生物学的視野にたった遺伝子の華々しい発展に対し、メンデルの遺伝学説を中心とした従来の遺伝学は古典遺伝学として軽視される傾向が生じている。しかしながら農学的見地からは今日においても、また将来においてもメンデルの遺伝学の重要性が失われることはないと思われる。この意味で、本講義では従来の遺伝学の基礎理論の理解を図ることに努めるとともに、分子遺伝学の要点にもふれることとする。

到達目標	メンデル遺伝学を理解し，その応用法則の理解を目指す．また分子遺伝学もできるだけ理解することに努める．

授業計画	テーマ	内 容
第1回目	遺伝学の歴史とメンデルの法則	メンデル登場前後の遺伝学に係わる事項と、メンデルの遺伝法則
第2回目	メンデルの遺伝法則の例外	メンデルの遺伝法則の例外
第3回目	遺伝子の相互作用１	非対立遺伝子間の相互作用
第4回目	遺伝子の相互作用２	〃
第5回目	染色体と減数分裂	染色体の構造と配偶子形成のための減数分裂とメンデルの分離の法則との関係
第6回目	〃	〃
第7回目	連鎖と染色体地図	連鎖と分離比の関係，分離比の検定，組換え価の算出法と染色体地図
第8回目	〃	〃
第9回目	性の決定と伴性遺伝	性の決定機構、伴性遺伝、遺伝子量補償
第10回目	細胞遺伝学と生化学的遺伝学	染色体異常の発生機構と二次代謝産物（主に植物色素）の合成
第11回目	〃	〃
第12回目	遺伝子の化学	遺伝物質としてのDNA・RNA
第13回目	遺伝情報の発現１	遺伝情報の転写と翻訳
第14回目	遺伝情報の発現２	遺伝情報の発現と制御
第15回目	組換えDNA	遺伝子組換えの基本

使用テキスト	タマリン遺伝学（原著第2版）上/R.H.タマリン/培風館/4,095円
参考文献	タマリン遺伝学（原著第2版）下/R.H.タマリン/培風館4,095円　　　　　　　基礎遺伝学（改訂版）/田中義麿/裳華房/3,900円 　21世紀への遺伝学I～ VI（全6巻）/裳華房/各2,800～3,500円
成績評価方法	試験の評価：80％，授業中の小テスト，レポートの評価および出席の評価：20％の 総合評価とする．