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食品機能化学I

科 目
食品機能化学I
区 分
応用生物化学科科目群
授業コード
13513
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 水/12
単位数
2単位
担当者名
松山 惇
授業の概要
炭水化物、脂質およびたんぱく質は腸管内で消化吸収されるが、その吸収機構は各栄養素で異なり、他成分の影響もあって複雑である。吸収後、炭水化物や脂質はエネルギーとして消費されるが、グリコーゲンや体脂肪として組織に蓄積される。体内におけるこれら栄養素の合成と分解は、代謝生成物やホルモンなどによって調節され、恒常性を維持している。たんぱく質やアミノ酸は、エネルギー源のほかに体の構築、代謝調節、免疫作用などの面で重要な役割を果たしている。また、食物繊維は直接栄養素とは関係ないが、生理的に重要であり、食物を中心としたこれらの成分について理解を深める。
到達目標
栄養素の消化・吸収・代謝ならびに栄養素と疾病との関係について理解する。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
食品機能化学へのいざない食品機能化学の学問的位置、食品機能化学の発展、食生活の変遷
第2回目
食品が備えていなければならないこと、食品の機能分類、食品の一般成分
第3回目
炭水化物の消化・吸収・代謝管腔内消化と膜消化吸収
第4回目
吸収速度と血糖値の変化、炭水化物の消化吸収異常
第5回目
グリコーゲンの合成と分解、肝グリコーゲン代謝の調節
第6回目
解糖と糖新生の調節、糖代謝異常、食物繊維の生理作用
第7回目
脂質の消化・吸収・代謝トリグリセリドの消化吸収、中鎖脂肪の消化吸収
第8回目
リン脂質およびコレステロールの吸収
第9回目
リポたんぱく質の役割、脂肪酸の酸化と合成
第10回目
必須脂肪酸とプロスタノイド、食餌コレステロールと代謝
第11回目
たんぱく質の消化・吸収・代謝たんぱく質の消化、ペプチドの膜消化と吸収
第12回目
食品たんぱく質の消化吸収率
第13回目
体たんぱく質の動態、アミノ基と炭素鎖の代謝、必須アミノ酸
第14回目
生理活性ペプチド、たんぱく質の栄養評価、アミノ酸代謝異常
第15回目
核酸の消化・吸収・代謝核酸の異常代謝

使用テキスト
最新栄養化学/野口忠 他著/朝倉書店・配付資料
参考文献
栄養機能化学/栄養機能化学研究会/朝倉書店
食品栄養学/木村修一・吉田昭 編/文永堂出版
成績評価方法
出席状況、レポートおよび期末試験により総合的に評価する。5段階評価

更新日:02/28/2003

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