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環境心理学

科 目
環境心理学
区 分
教育学科科目群
授業コード
16064
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 火/56
単位数
2単位
担当者名
小林 亮
授業の概要
環境心理学は、人間の心や行動と環境とのかかわりを分析する近年注目されている学問領域です。ここでは環境を、自然環境のみならず、社会や文化を含めた重層的なものとして捉え、環境の関数としての人間のよりよいあり方を探ってゆきたいと思います。
到達目標
「環境」という概念が、現代の人文諸科学においてどのような意味合いで使われているかを理解する。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
導入環境心理学とは何か
第2回目
環境心理学の歴史I心理学における「環境」、Lewinの「場の理論」
第3回目
環境心理学の歴史II生態学的心理学、パーソナルスペース、近接学
第4回目
環境概念の重層性物理環境、社会環境、文化環境、対人環境、環境におけるシンボリックなもの
第5回目
環境認知認知地図、認知距離、都市のイメージ
第6回目
環境美学環境に対する感情および情動的評価
第7回目
社会環境と人間パーソナルスペース、テリトリー行動、選択行動
第8回目
犯罪心理学と環境犯罪行動と社会環境との相互作用
第9回目
環境問題と環境教育心理学から見た環境問題、環境教育の諸問題
第10回目
健康心理学「健康」概念の再検討と「環境」との関わり
第11回目
「環境」としての文化複合的環境システムとしての文化と人間の発達
第12回目
福祉と環境高齢者や障害者に配慮した環境デザイン
第13回目
都市環境の心理学都市計画および住環境整備への心理学的寄与
第14回目
環境と「癒し」心理療法における「環境」の活用
第15回目
結論われわれにとって、よりよい「環境」とは何か

使用テキスト
特に指定しない。アメリカの英文雑誌“Environment and Behavior”が環境心理学の最も権威ある雑誌とされているので、ここから目ぼしい研究を随時紹介してゆきたい。
参考文献
授業中に適宜、紹介する。
成績評価方法
期末筆記試験(50%)とレポート課題(50%)による。
更新日:03/29/2003

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