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読書と豊かな人間性

科 目
読書と豊かな人間性
区 分
教育学科科目群
授業コード
56090
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 水/910
単位数
2単位
担当者名
河西 由美子
授業の概要
情報量の増大、娯楽の多様化などから、読書に割かれる時間は年々減少し、ことに若年層の活字離れが著しい。昨今そのような事態への危機感から子どもの読書を推進する法律も制定された。日本の学校図書館においては、学習活動の支援の機能よりも教養育成のための読書活動を重視する傾向が伝統的に非常に高いことが特徴である。本科目では読書の意義について多様な分野の言説や研究成果を用いて、図書館および学校図書館における読書推進活動の意義とその効果について考察し、社会的な背景を考慮に入れた実践のアプローチを試みる。
到達目標
読書という活動を、古典的な教養主義に立脚するのみでなく、心理学、メディア論などの近年の研究成果を踏まえて解釈することができる。また学校図書館における実践的な読書推進活動についてその具体的な手法の基礎を理解する。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
導入自己紹介・課題設定・問題意識の構築
第2回目
読書とは読書の多様性・リテラシー概念・国語教育
第3回目
読書と社会背景読書形態・出版事情・活字離れ・多メディア社会
第4回目
子どもと読書ブックスタートから読み聞かせへ
第5回目
児童・生徒と学校図書館絵本から物語へ
第6回目
読書の種類と指導娯楽・機能的読書・調べ学習
第7回目
発達と読書発達段階と読書傾向
第8回目
読書資料の整備と選択図書館における読書資料の構成
第9回目
読書推進の実践的アプローチ演習(読み聞かせ)
第10回目
読書推進の実践的アプローチ演習(ストーリーテリング)
第11回目
読書推進の実践的アプローチ演習(読書のアニマシオン)
第12回目
読書推進の実践的アプローチ発表
第13回目
社会と読書環境の整備事例研究(読書推進活動、読書装置としての図書館)
第14回目
まとめ総まとめ
第15回目
まとめ課題提出

使用テキスト
「読書と豊かな人間性」 樹村房 2002年版 (旧版で同タイトルがあるので注意のこと)
参考文献
授業内に随時指示する
成績評価方法
レポートあるいは発表(選択制)・授業内課題・平常点(主体的に学ぶ姿勢)
更新日:02/14/2003

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