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社会学

科 目
社会学
区 分
教育学科科目群
授業コード
16160
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 金/78
単位数
2単位
担当者名
河野 銀子
授業の概要
「社会学がどんな学問か」ということをひと言で説明するのは難しいが、文字通り「社会」を研究対象としていることは推測できるだろう。それでは、その「社会」とは何なのだろう?どうすれば「社会」が見えるのだろう?この授業では、社会を見るいくつかの方法を紹介し、社会がもっている様々な側面を発見していきたい。そして、物事を複眼的に考察する力を養う機会を提供したい。今回は、ジェンダーの視点から社会を見ることで、同じ社会を生きている男女が、時に異なる経験をもつことに注目し、個々人が社会を捉え直すヒントを与えたい。
到達目標
社会学的な思考の習得とジェンダーの視点による社会の捉え方の習得を目標とする。
授業計画
テーマ
内 容
第1回目
社会学とは?社会学のパースペクティブ/ジェンダーとセックスの多様性
第2回目
つくられる「男」と「女」社会化/文化・歴史のなかのジェンダー/母性愛神話/性役割
第3回目
学校にひそむセクシズム共学論争/かくれたカリキュラム/ジェンダー・トラック
第4回目
恋愛というトリック解放としての恋愛/恋愛という「投資」//恋愛の「わな」
第5回目
行為とジェンダー社会的行為とは?/行為とルール/パフォーマンスとゲーム
第6回目
ジェンダーと労働「男は仕事、女は家庭?」/M字型就業形態/雇用機会均等法
第7回目
マニュアル家族をこえて家族とは?/多様化する家族
第8回目
役割としての<男><女>演技と身体の社会性/秩序の維持とファッション/流行現象
第9回目
個人の悩みと社会問題悩みの諸相/悩みから社会問題へ/新しい男の悩みと男性問題
第10回目
オルタナティブなメディアへメディアの4つの問題/オルタナティブ・メディア/メディア組織
第11回目
スポーツがつくる「らしさ」遊びからスポーツへ/「男」をつくるスポーツ/性の「逸脱」の排除
第12回目
フェミニズムの思想と運動フェミニズムとは?/第1派・第2派フェミニズム/その後の展開
第13回目
国際社会とジェンダー地球規模の人口・環境問題/リプロダクティブ・ライツ/開発援助
第14回目
高齢化社会老いるとは?/女と男のライフコース/高齢化社会
第15回目
人生のターミナル死とは何か?/ターミナル・ケア/家意識と墓/少子化と墓

使用テキスト
『ジェンダーで学ぶ社会学』/伊藤公雄・牟田和恵編/世界思想社
参考文献
『社会学感覚』(野村一夫)文化書房博文社、『自殺論』(E.デュルケーム(宮島喬訳)中公文庫)、
『社会学(改定新版)』(A.ギデンズ(松尾精文訳))而立書房、
『主婦論争を読む』(全2巻)(上原千鶴子編)頚草書房、
『現在社会学11 ジェンダーの社会学』(上原千鶴子他編)岩波書店、
『ジェンダーの社会学』(江原由美子他)新曜社 他
『男女共同参画社会をつくる』(大沢真理)NHKブックス
成績評価方法
(1)出席=40%;毎授業時の講義テーマに関するミニコメント等を課し、出席確認を兼ねる。
(2)積極性=10%;社会への関心を高めるために「ニュース・ウォッチング」を取り入れる。(新聞記事などを利用して、時事を題材にプレゼンテーションをするもの。詳しくは授業時に説明する。)
(3)期末テスト=50%;授業内容の習得確認と応用力をみるための試験。
更新日:02/14/2003

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